2008年04月28日

work like a dog。

とある方の発言が取りざたされているようなので、ちょくら食いついてみます。


休むと働く。

今の会社に入った時も、そしてドイツに来て時折考えさせられているテーマです。


他に大事なことはいくらでもあるのに、今でも覚えているのは、中学受験前のコト。塾の先生がこんなことを言ってました。


 1日24時間あるでしょ。
 8時間勉強して、8時間寝たら、8時間遊べる!

妙に納得したものの、学校行ったら、8時間の後はほとんど残らない。とうかマイナスにすらなるし。んじゃ、学校行ってる時間は遊んでる時間になるのか、ちゃんと休憩時間もカウントするのか?(笑)

そんなに深く考えずとも、あくまでも”基本”ということで。(笑)


お休みを取れるドイツと取れない日本で何が違うのか。

まずは法律。良くも悪くもドイツの人はキチッと守ります。どんな意識があるのか、真意の程はわかりませんが。

有給が年30日。完全取得です!”MUST”なんです。
なぜ?法律だから。それに、”取得できるんだから取っとかないと損”みないなトコロもあります。

子供の保育園や学校のお休みにあわせて取得したり。一番近いところでは、今年の5月の第3週は保育園のお休みなのだそうで、ここで休暇取得する人も居ます。

休暇計画は年明け早々にその年の予定を秘書さんを通して上司へ連絡。ちゃんと30日取ることもそうですが、何かあれば、部署内で調整なんてこともあるようです。


労働時間は1日10時間まで。これを越えれば、帰宅時に事故が起こった際に保険がきかなかったり、上司が罰せられたりするとのこと。それゆえに上司はしっかり管理して、これが守られていないと従業員に注意がなされます。

この”注意”というのも、コミュニケーションの1つだと思いますが、日本に比べると、業務内容に限らず、従業員と上司のコミュニケーションが良くされていると感じます。

コミュニケーション。

実は日本人は結構苦手ではないかと。ワタシは苦手です。一人で居る方が楽チンだし。しゃべるの疲れる。(笑)

OALDによると、communicationとは、the activity or process of expressing ideas and feelings or of giving people informationということ。なんや結構簡単そうに思えてくるから不思議。(笑)


別に、ドイツ人は怠け者ではないし。逆に、就業時間は、もー嫌ってくらいグルグル最高回転。いつでもレッドゾーン、フェラーリ顔負けって感じ。でも休憩時間はちゃんと休憩。(笑)

空いた時間で勉強している人も居るし、家族と過ごしたり、趣味に走ったり。生活に選択肢がある。


休み=怠け者という公式よりは、脳みそにも体にも心にも休息が必要。目的があって頑張っているという人もいれば、生活のためという人だっている。でも、死ぬまで働き続けるの?何の為?

日本人は働き者であることには違いないけれど、社会がギスギスしてる気がしない?

”キレる”おじさんって、きっと一生懸命働いてきて、疲れすぎてるんでは? キレるって心に余裕がないから起こることだよね?

何か根を詰めたい時は詰めなきゃいけない時はどこにだってある。けど、それ、ずっとやり続ける?続けられる?


ドイツは少し行き過ぎな感があるけれど、日本はもう少し肩の力を抜いてもいい気がする。経済成長に遅れとか言われるけど、その成長で何が達成されるの?国際競争力?いい暮らし?って、そのいい暮らしって何?


学校じゃ教えないことって、どこで学ぶ?今の学校って、どんなところ?勉強教えるって言っても、ここで習ったことだけでは大学行けないって?


どこの国でもそうだけど、日本も問題山積みだね。(笑)



日本は金銭的に非常に豊か。
では、その社会は?


自分の”時間”大切にしてますか?


そんなに働いてどこ行くニッポン。



なんだか、話が飛び飛びで、脈略なくて、ご容赦。
ぽちっとな。Danke!
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posted by のだめ。 at 07:51| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめてコメントさせていただきます。
ドイツと日本の休暇についての意識がなぜこうも違うのか、ほんとに興味深いです。私は現在シュトゥットガルト近郊に住んでて、求職中なので、このテーマについては常々考えさせられますね。
このテーマについて書くと、かなり長くなりそうなので、メールで書いてもいいでしょうか??
Posted by たまご at 2008年05月02日 21:40
こんち、ごぶさた。
ドイツに帰りたい。
管理職になってから取った休み、1.5日(7ヶ月)。
Posted by あるちゅう at 2008年05月06日 21:08
>たまごさん
がむしゃらにやってきた日本で、そのお陰で、海外に居ると特に、今まで日本という国を作ってきてくれた世代に感謝をするのですが、それでもやっぱり休みたい!と思ってしまいます。(笑)
是非是非、メールして下さいね。

>あるちゅうさん
ご無沙汰してます。
日本だと、休暇取得ってそんな感じですよね。。。風邪でも引かないと有給取れないという感じで。今まで居たのに、日本に帰るの、実は今から恐々としてます。
Posted by のだめ。 at 2008年05月08日 04:53
こんにちは。はじめてコメントします。
私は今仕事でベルギーに来ています。もうすぐ日本帰国ですが、ベルギーで休暇をとり生活のオンとオフをくっきりわける生活に慣れてしまったので、日本のいわゆる長時間労働に適応できるかとても不安です。あと自分の人間性も変わってきてるように思うので、新しい自分自身でどれだけ日本社会に食い込めるか試す感じで どちらかといえば、日本に帰るというよりは日本へ行くという気持ちでいます。残り少ないベルギー生活を今は楽しんでいます。
Posted by mika at 2008年05月19日 06:13
>mikaさん
ベルギーも休暇取得がしっかり出来るんですね。
帰国後のコト、心配ですよね。ワタシも、なんとなく考え方も変わった気もするし。たぶん、前みたいには長時間働かないと思います。さっさと帰るし、休暇も取ります!(笑)
残りの生活楽しんでくださいね!ってまた直ぐに別の国へ海外生活になっちゃったりして。(笑)
Posted by のだめ。 at 2008年05月21日 03:49
確かに考え方は変わりました。それに待つことに寛容になりました。(寛容にならざるを得ない状況でもありますが)ただ日本に戻ったら瞬時にしていわゆる日本人に戻りそうな気もして、それはそれでまた不安というか心配でもあります。私は研究者なので そうそう海外留学という機会はないのですが、今度もし機会があれば、今度はアメリカに行ってみたいと思っています。
Posted by mika at 2008年05月21日 07:21
>mikaさん
ワタシもかなり寛容になりました!待たされることが多いですよね。イライラしてもそんな気がして、一緒にのんびり待ったり笑い飛ばしたりすることが多くなりましたよ!(笑)
日本人には直ぐ戻るかもしれませんね。人間の環境適応能力(とはまた違うけど。笑い)は侮れないですからね。(笑)

アメリカは旅行で一回しか行ったことないですが、研究で行くと、世界各国から様々な人が集まって、いろんな文化が入り混じって、また面白いでしょうね!
Posted by のだめ。 at 2008年05月23日 04:41
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