週末のお天気予報は晴れだったのに。。。と唇をかみ締めてホテルをチェックアウト。
ヴェンティミグリアの駅には荷物預けがあるのに、マントンにはなく、と言って、バックパックを背負って1日居ると疲れてしまうし。
結局、ニースまで一度出て、荷物を預けてから戻ってくることに決め。
ニース行きの電車に乗っているうちに晴れてきました!
時々見える小さなビーチには、真っ裸で水遊びをする子供が居たり、誰も居ないビーチで真っ裸で歩くおじさんが居たり。残念ながら(!?)、後ろ向きでしたので見えませんでしたが(何がとは聞いてくれても良いですが。笑)。
ニースのコインロッカーは(ストラスブールもそうだった)、入る前にセキュリティーチェックがあります。ペットボトルとかOKだったし、何が引っかかるのかわかりません。
マントンへの戻りの電車では、お隣におばあちゃんが座り。
海が見えると、ため息を出したりして。
行き先と反対向きの時刻表を見ていたので(裏側がマントン方面の時刻表になっている)、”反対側ですよ〜”的なことを教えたら、”間違えてるんじゃないのよ〜”と顔をくしゃくしゃにして、顎を優しくつままれました。(笑)
”帰りの電車の時刻を確認しているの”(推測)だそうです。
モナコ・モンテカルロの駅で、仏文科らしい大学生一クラス分の団体さんが乗り込んできて、前の席に二人が座り。
ワタシのお隣のおばあちゃんと会話したり、記念に写真を撮ったりして。日本人の女の子って可愛らしいわ。(笑)
いつの間にか満載だった電車も、マントンでほとんど下車。
お空はすっかり真っ青。
展示は入場制限をしているようで、入場券の販売は一時的に止めていて、発売再開を待つ行列の脇を通り。
今日の目玉は14時半開始のパレード。
お昼を過ぎたばかりで、まだまだ時間があるので、熱帯植物の特別展がやっているというPalais de l'Europeへ。
建物の前にはパレードに参加するであろう人達が準備中。
建物の中では、熱帯植物の展示を中心に、蘭の鉢植え即売や、焼き物や刺繍など、マントン生産品の出店が並んで。
パレード開始にはまだ間があるけれど、どこで見たら良さそうか場所探しもあるしで中に入ると、既に多くの人が開始を待っています。観覧者の出口と入口は別々。チケットを買っていない人は見えないようにしっかり壁が建てられています。
チケットはスタンディングと座席の2種類があって、いろんなところから見たいので、ワタシのチケットはスタンディング。
参列者はグルグルと同じ場所を回るようになっていて、準備万端、こちらも開始時刻を待つのみという感じ。
どこからか演奏も鳴り出し、行列が動き始めました!
青が基調の貴族風の行列は婚礼行列でしょうか。フラッギングも後に続いて、観客側からは、”エレガントね〜”とうっとりした声も聞こえます。
かと思えば、お次は宇宙っぽい感じで、時折手持ち花火を打ち上げながら賑やかで。(笑)
お花をモチーフにしたドレス(?仮装?)では、クルクルとその場を回りながらやってきました!
レモンとオレンジがくっついた山車(?)もやってきます。人を加えた鮫があったり、中国風な小さな建物を模ったモノの脇に着物姿のマネキンがあったり。↓これなんか、何なのかさっぱりワカリマセン。(笑)
↓こないな踊りもやってきました。先頭の男性、フンドシですね!(笑)今、気がつきました。
これがお祭の本来の趣旨にかなっている!という感じの山車も続々来ます。
シャボン玉を撒き散らしながらやってくる山車には、ファッシングのように紙ふぶきやスプレーで応戦する観客!(笑)
こちらのキュウイ(らしきもの)は石鹸の泡を飛ばしながら(注:シャボン玉ではない)。
これが通った後の観客側は、↓このように泡だらけ。(爆)
約1時間で一周。太陽の光を燦々と浴びて眩しいばかりの橙色と黄色。
最後のポジションで写真を撮っていたら、横に居た人が、”彼は映画俳優だぞ!写真撮っとけ!”って。絶対ちがーう!と思いながら、マジっすか、マジっすか?と返しつつ写真撮りました。(笑)
まだまだ観客は引いて行く気配はないですが、ワタシはこれにて会場を後に。
残りのチケットで、再びExpositions d'agrumesを太陽の下で見ます。
やっぱり眩しさが違う!
展示それぞれにはテーマがあるようなのだけど、仏語でわからず。。。1つだけわかったのはTAHITI。これくらい。(笑)
テーマがわかればもう少し展示の意味がわかりそうなんだけど、本当に何だか訳がわからないモノが多い。(笑)
↓このカメさんの後ろとか。モアイ?っぽいけど、違うみたいだし。
あぁ、こっちがモアイ?と思うけど、これも違うみたいだし。(笑)
この中心のハート型みたいなのは、↓こちらの恐竜の尻尾の先。
時折、ゴーっと鳴いたり、煙はいたりします。
オレンジとレモンのドクロべーがあったり。(笑)
展示会場内にあるカフェスタンドで飲んだ、絞りたてオレンジジュースは粒々感がたまらないおいしさで、小腹を満たしたクレープはオレンジリキュールのアマレット入りチョコレート。
歩いてだる〜くなった足で、休憩するにもマントンには人がワンサと居るし、ニース発の夜行電車にはまだ時間もあるし。
おしっ!途中で見かけたビーチで少し足でも浸しちゃうか!
と下車したのは、ニースから三つ手前のBeaulieu-sur-Merという駅。Merだから、やっぱり駅名の意味は、何チャラ海というということになるんでしょうね。
駅から坂を下りて行くと、通りを掃除していてちょっとほこりっぽい。下を見ると、紙ふぶきの残骸が。ここでもパレードがあったみたい。更に坂を下りてゆき、海到着!
ここは泳げるところではないようですが、足をつけるくらいならOKでしょう。
足裏ツボを刺激する砂の上を歩いて、海に足先をつけると、冷たい!やっぱり泳ぐにはまだ季節が早そう。しばらく足を浸して直ぐ引き上げ。
水は本当に透き通っていて、じっと見ていると溶けちゃいそうです。
濡れた足を乾かしがてら、ベンチで足をぶらぶらさせて、ヨットが浮かぶ海の遠くと夕焼けを眺める。
闇が深くなる前に浜を出て、ニースで乗車前に夕食とします。
ところが、晩ご飯には少し早い時間らしく、まだどこも開いていなくて。一軒、良さそうなお店があったので、一度通り過ぎて、戻って来たら、店の奥から、”今日は開いてないけれど、また別の日に来て下さいね”と店長さんらしき人が、メニューの説明とともにご挨拶に出てきてくれました。
カフェのようなブラッサリーが開いていて、オニオンスープにパスタと、そしてムール貝のワイン蒸し(たぶん。仏語だったんで正確なところは不明。笑)。
でっかいのが来ました!
っていうか。頼んでから気がついたけど、こんなに一度に食べれる程には貝類が好きではない。(笑)
でも、おいしかった♪ 満腹ならば機嫌も良いってもんだ。(笑)
さて、そろそろ、シュトゥットガルトに向けて出発しますか。
おまけ。
乗換えのストラスブールの駅前には、現在、アルザスの民族衣装の女性の巨大胸像が所々にあります。ペインティングはイロイロですが、↓はツタンカーメンでも模しているのかもしれないが、どうも青い口ひげにしか見えなかった。(笑)
そうそう。ホテルをイタリアにしたので、1日でフランス語とイタリア語のスイッチが必要で(どちらもまともにはしゃべれませんけど)、SiといったらOuiと言ったり、Merciと言ったかと思えば、Grazieと言ったり。頭と口が忙しかった。(笑)
ポチッとな。Merci beaucoup.
