朝9時15分。
ニース到着だ!南仏ですよ!
お天気予報は週末快晴だし、絶対シュトゥットガルトより暖かい(ここが非常にポイント。この時点で。)はず。いや、そうでなければなりませぬ。
プラットフォームの屋根はドーム型で、ストラスブールと似ている。一瞬、電車停まってた!?と思ってしまう程。明らかに違うのは、暖かい風と、プラットフォームの緑の木々。
朝食に、駅でパンとキャヌュレ(カヌレのこと。今回は訂正されずに発音できました。笑)を買いこみ。
これからホテルのあるヴェンティミグリアまで。
ニースからはローカル線で約一時間。
海岸沿いを西へ。
天気は曇りながら、電車から見てもわかるくらい透き通る海。
あぁ、そりゃ、高級リゾート地って理由がわかりました。完敗デス(←何に?笑)。
降りれば直ぐに浜辺という駅があったり、幾つものトンネルをくぐり。近代的なモナコ モンテ・カルロの駅を過ぎ。マントンも過ぎて、10分程。10時半、ヴェンティミグリアに到着。外から見ると、田舎の駅という感じで、若干寂れ感が気に入る。ホテルの位置を確認するのを忘れたので、最初はタクシーで行くか、とタクシーに接近。
通りの名前はLungomare Trento e Trieste。長い。
タクシーに乗せてもらうつもりだったのに、「200m行って、左だよ。」と道を教えてくれる。
タクシーに乗せないということは、近いのか?と推測。
真っ直ぐ歩いた後に、停車中で休憩中?のおじさんを見つけ、もう一度訊く。イタリア語でさっぱり何言ってるかわからないが、腕を伸ばしてあっちだ、と教えてくれる(教えてくれているんだと思う)。
海岸沿いまで出て、左へ曲がり。
行っても行っても、ルンゴマーレ(マーレが海だから、海岸通りとでもいう意味なのか?)なる通りは出てこない。
通りの人気の少ないレストランを何軒が過ぎ、ほとんど何もなくなってきて、道が違うのかと不安になったところで、通りの名前が変わった!遂にホテル到着!駅から歩いて20分といったところ。
ベットメイキングが終わってなかったらしく、しばらく待たされた後、シャワーで汗を流す。
さっ。身軽になったところでマントンへ向かいますか!
でも、お約束。どこにでもトラップがあり。
駅近くまで来たところで、市場を発見。
商店は駅周辺にしかなく、街の規模の割りに大きい市場。
変わった盆栽が売っていたり、アンティパスティを売る出店。生花も売っているけれど、造花のお店が一列ずらっと並んでいて。種々の生パスタがあったり。八百屋さんがメインで、大粒苺が1kg4ユーロ。これがまた巨大。(笑)
アンティチョークが旬のようで、10本5ユーロ。
山のように積んだアンティチョークの茎を切り落として、切り口にレモンを押付けてready-to-goな状態にしていたので写真を撮らせていただいたら、「俺を撮ってるのか?」と。(笑)
タイミングが悪く、次の電車まで50分待つ。
たった二駅。2.20ユーロ。
マントンで買うとなぜか2.30ユーロ。なんで違うのか。なんで?
そしてそして。焦らしましたが遂にマントン!
というほど大きな駅ではなく。
喩えると、南海電気鉄道高野線百舌鳥八幡駅をもっと明るく清潔にした感じ。
(めっちゃローカルやし、一般的にわかりにくいし。喩える意味あれへん。爆)
駅を出ると、オレンジが並木になっていて、オレンジたわわに実っていて、ワクワクします。
La Fete du citron(日本語もあります)は今年で75回目。常設のExpositions d'agrumesという展示に、展示のライトアップはJardins de lumiereと呼ばれ、開期中に4回だけ。それと、日中のパレード、Corsos des fruits d'orは毎週日曜日、Corsos nocturnesである日暮れのパレードはたった2回。
現地でもチケット買えるだろうし必要ないか、と予約せずいたけれど、せっかく行って見れなくても面白くないしと、念の為、チケットをネットで購入。これが仏語しかなくて、一瞬たじろぐ。(笑)
常設展示は、マントン-ヴェンティミグリア間の電車の車窓からちらっと見えます。なので、マントン到着後、迷うことなく展示場までまっしぐら。入場は9ユーロ。外から見えないようにしっかりと壁で覆われていますが、展示のある広場の並木は全てオレンジのようで、壁の上部から見えるオレンジが、うす曇なのに、雰囲気を明るくしてくれてます。
入り口脇の券買所でチケットを買って(他のチケットも買えるようです)、入場。
いっぱいに敷き詰められた黄色のレモンと橙色のオレンジが眩しいっ!海賊船になっていたり、恐竜になっていたり(写真は翌日快晴になったので、翌日分に掲載します)。
どんな風にレモンとオレンジが括りつけられているかというと、同色の輪ゴムで括られているんデス。
マントン生産品の売店も両脇にならび、レモンとオレンジの苗木も購入できます。ミモザも花盛り。1ユーロで一房。
オレンジやレモンの形&味の飴、蜂蜜やリキュール、入浴剤に、レモン柄のタオル。オレンジのワインというのも。
↓何の説明もなかったんだけど、これもレモンの一種?
展示の詳細はまた後で。
会場を後にし、街を少し散策。
観光案内所へ行って予約したチケットを受取り。すっかり忘れていたけれど、常設展示の入場券つきパレード観覧券を買っていたのでした。。。今回、そんなムダ払いが何度かありました。(苦笑)
お菓子屋さんには、軒並みレモンタルトが置いていたり、レモンとオレンジ丸ごと甘露煮があったり。
オレンジ&レモンとコラボなディスプレイのショーウィンドウがあちこちにあり、そんな雰囲気にFENDIも形無し。(笑)
展示会場から”街中心”という看板にしたがって散策。
いろんなアロマが売っているお店があったり、クッキーの量り売りがあったり、軒は小さいながらちょっと変わったものが置いてあり。
天気のせいだけでもないと思うけれど、少しセピアな感じのする街並みで。
丘の上にあるバジリカからは、海と街を一望。
本当に海がキレイ。透明度が高い!
気温も温暖で海もキレイだし、食べ物もおいしいしとくれば、確かに高級リゾート地です。素晴しいです。(来るまでは、何がコート・ダジュールだ、どこがいいんだ?と疑っていた。スマン。)
海沿いを展示会場まで戻り、カフェで休憩。
シュトゥットガルトから緯度5度分南にある分、日暮れまでの1時間くらい遅い。やっぱり日照時間が長いのはいいなぁ。
街のベンチで休憩したりして、Jardin Lumiereという、展示のライトアップのイヴェント開始時刻20:30を待つ。
展示会場は、北に線路、南にカジノに面していて、メインゲートは南側。入り口上部には大きな展示があります。
20時前に行ったら、まだ人もまばら。
20時15分にもう一度行ったら、今度は人の波。
早く入ったからといって、何か違いがあるわけではないハズなのだけど、ワタシもここで待つことに。
20時30分。遂に開場!
小さいゲート2箇所から、すこーしずつ入場。
入ったら直ぐに、竹馬に乗った白ずくめ4人が、光ファイバーを体に巻きつけ、オレンジの木に絡んでみたり、人に絡んでみたり。キューキュー鳴きながら通っていきます。
このライトアップで、美しいものはより美しく、ちょっと変わったものは更に怪しさを増し。
展示の合間の小さな広場では、ハワイアンダンスがあったり。
見物人のおじさん達は、鼻の下のびまくりで一緒に参加し。でも、なぜここで、ハワイアンなんでしょうね。日本より遠いですよね。
↓こちらはアフリカンダンス。
ハワイアンもアフリカンもどちらも本場を見に行っていないので本当にこんなのなのかワカリマセンが、雰囲気はそんな感じがします。
今日の最後に。
会場南半分↓
海賊船には、お昼間には見えなかった影絵が。
この脇では、海賊がテーマの劇が上演中。
晩ご飯はホテル近くのイタリアン。
なぜか、また、ボンゴレ・スパゲティ頼んでた。なんでだろう。。。
別にアサリ好きってわけではないんだけど。ガーリックは得意な方でもないし。謎。
ポチッとな。Merci beaucoup.

あの、カメの写真を見て、しかもちょっと曇り空だったので、同じ日に行かれたのかな!?と思いましたが、ニアミスだったようですね。
マンドリュー・ラ・ナプールというところのミモザ祭というのも面白そうですね!
リンクがなかったので、こちらに張らせて頂きます。(嫌でしたら連絡下さい)
↓スーポンドイツさんの旅行ブログ
http://4travel.jp/traveler/ta_suzuki/album/10220909/