2008年01月17日

Jamie, Jamie!

久しぶりに料理しました。
キライではないですが、”だんなさまがね〜♪”なんてこともアリマセンし、柄でもない。というか、一番は、自分のためだけの一人分を作るのが嫌。それに早く寝たいし。

今日はなんで作ったか。
実はしばらくずーっと作りたいと思っていたのです。とあるDVDに触発されて。←影響受けやすい人(笑)


料理人(?)で有名なJamie Oliver。彼がbreak-outしてもう10年は経つでしょうか? 

数年前、風のうわさで、”イギリスの学校給食(School Dinners)の実態がひどいものであったのを、Jamieが改善させる運動をした”というのを聞いておりました。

興味があったものの、TV programで、到底見ることは出来なかったんですが、DVDになってたんですね。 年末にロンドン行った時に買ってきておりました。


DVDはDocumentary。これを見る限り、実態が本当にひどすぎる。。。

最初にJamieが訪れて、学校給食のメニュー変えようと半年ほどいたらしい学校では、出される野菜といえば、グリンピースだけ。生徒はメニューから選んで食べられるようですが、その中身と言えば、チップス(フレンチフライ)、肉を挟んだだけのハンバーガー、トマトソースを塗ってチーズをのせただけのピザ。チキンナゲット。。。

出てくる肉類はreclaimed meat。日本語だとなんていうのかな。皮や脂身など赤味を取った後に残ったものを赤味と混ぜてミンチにしている”肉”風のもの(?)。再生肉?(変な訳。笑) 揚げ物だらけだし。プログラムでも言われているけれど、油脂と塩分過多の食事。

こうなってしまった原因は、数年前(DVD発売は2005年)から、政府が学校給食に対する補助を放棄からくるらしい。予算がないので人も雇えなければ、材料も買えない。


”給食のおばさん”を派遣する会社は訓練をしないし、配給会社は顧客の要求に答えるだけでお構いなし。


一人分の給食予算は35p。当時1ポンド=190円だったとしても、約67円!円安で多めに見積もってもこれは考えられない。街中でサンドイッチ買えば2.50ポンドはするのに。

日本の給食では、食材費でも250円は確保している(のだめ。調べ)。


一方で、家庭から持たされたお弁当は、チョコバーやお菓子にジュースだったり。


Dinner Ladies(給食のおばさん)は料理が出来なかったり、子供達自体がJunk foodを好んで食べたり。

せっかくキチッとした食事を出しても、子供が食べない。おいしそうに見えないばかりでなく、しまいには食べてもおいしくないという。


Jamieが教えることになる食育授業では、子供達と一緒に料理してみたりとあの手、この手で、子供達にJunkでない食べ物がおいしいことを伝える。


最初に訪れた学校の給食のおばさん、Noraの考え方が変わっていったり、給食のおばさん達が軍施設でキャンプ研修したり、JamieのMarriage CrisisのGossipで揺れる家庭(そんなに大きくないけど。笑)などのエピソード盛りだくさん。給食のおばさん、子供達、父兄、政府と巻き込み、学校給食を変えていく様子は、200分間だけれど飽きさせません。


British Council Japanのサイト、ジェイミーの学校給食改革にあらましがあります。

↓Amazon.co.ukではこちらから(Amazon.co.jpで、日本語版も発売しています)。
513Z3TMZ0PL._AA240_.jpg




ポチッとな。Danke!
ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by のだめ。 at 07:06| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このTV番組ドイツで見ました。ドイツ語わからなくても事態のひどさはかなり伝わってきました。
それで少しは改善されたのかなぁ。成り行きが気になるところです。
Posted by Yogacat at 2008年01月17日 17:18
Jamieはスイスでも人気デス。一部で。

給食メニューですが、大人もそんなもの食べているのではありませんか? ウチでもご同様メニュー。 だったらこの給食でも苦にならないし 手間かかったお料理も美味しいと思えない味らいになってますね、きっと。

ってイギリスにすんごい失礼なこと書いてますが、おほほ、許して。

ちなみに低血圧と寝起きの関係は絶対アル!と ワタクシ確信しております。起きれないよ〜。
Posted by Mari at 2008年01月17日 18:07
>Yogacatさん
ドイツでもやってたんですか。
当時のPM、Tony Blairさんが追加予算を出したと最後に出ますが、良くなっているんではないかと思います。2005年に設立された、School Food Trust(http://www.schoolfoodtrust.org.uk/index.asp)のWebもありました。
ドイツじゃ、Tim Maelzerさん(http://www.tim-maelzer.de/)も人気がありますよね。


>Mariさん
プログラムの中で、Junk以外を全く食べない子供のお宅を訪問してましたが、普通の食事を出していたみたいです。その子には、上下に兄弟がいるんですが、兄弟はJamieが出す料理をおいしいと言うんですが。

確かに親が食べるものは影響しますよね。大人がどんなものを食べているかについては、取材はなくわからないですが、多くの親がJunkを食べている可能性大ですね。

Mariさんも低血圧ですか?お仲間ですね〜。(笑)
Posted by のだめ。 at 2008年01月18日 06:56
お久しぶりです。

私もDVDもってます!これ考えさせられますよね。イギリスの闇の部分って感じで興味深いです。実際スーパーにジャンクフードものすごく多いし、、、。

ジェイミー、単なるセレブだと思っていたのですが、気骨があるヤツと感心しました。あの頃弱冠27歳だか28歳。すごいですよね。

私は少しずつ落ち着いてきました。
Posted by shibako at 2008年01月25日 00:26
>shibakoさん
ジャンクというかなんか、冷凍でも冷蔵でも、出来合い品が多くないですか?
でも、ワタシも10代の頃はジャンク好きでしたよ。今では考えられないけど。(笑)

父親の意識ってやつもあったのではないかと思うんですよね。当時から後数年すれば、自分の娘達も入学することになるんでしょうし。それだけではないと思いますが、発端の1つかもと。

猫のカツラ、ありえない。。。(笑)
青い長髪カツラはナオミ・キャンベル?とか言われてますね〜。(笑)
Posted by のだめ。 at 2008年01月26日 06:35
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。