確実に日は昇っている。
時計の針は2時。ここに来て電池切れ。
感覚的に朝8時ごろと思われる。
ここで、時刻を確認するようなことは特にないんだけど、やっぱりないと心もとないワケで。
ノーラとシャーロンは、今日もう一度、アルゼンチン側の自然公園へ。一方、ワタシはブラジル側へ。そして、間に合えば、世界で一番大きい水力発電所、Itaipu Damへ。
反対方向のバス停で待つノーラ達を見送り、街であるPuerto Iguasu行きのバスを待つ。きっともっと効率の良い行き方があるのだろうけど、まずはアルゼンチン側のバスターミナルへ。
ちなみに、↓これがバスのチケット。
どこそこへ、と運転手さんへ言うと、ロールになったチケットを、5cmくらいにちぎって渡してくれます。
直接バスターミナルには行かずに、途中で降りて郵便局へ。
地図の通りに行くも郵便局らしき建物が見つからず。側にある警察署で、プンタ・アレナスの郵便局で覚えた、”スタンピー”(切手)を唱え(笑)、そこにあるよ〜と警察官のお兄さんに教えてもらい(実際、警察署の目の前だったのだけど、売店みたいな地味な門構えでわからなかった。笑)。
ここからバスターミナルへ徒歩15分程度。供を連れて。↓
バスでブラジルへ向かいます。
まずはアルゼンチンの国境。全員、出国審査をするため、下車。バスは、審査場の先で、全員が乗るまで待ってくれます。ちなみに、直ぐ側には、新しい建物のDuty Free Shop。ここでバスに乗らずにお買い物してもOK。
バスに乗り込み、イグアス川を渡り、今度はブラジル入国審査。と思いきや、特に審査する必要もないようで、乗り込む人がいないと、運転手さんに”降ろして〜”と言わなければ、そのまま通過してしまいます。
結構高いお金を払って(手数料込で60ユーロ強)ヴィザの申請もしたので、せっかくだから、パスポートに判子を押してもらおうと、降ろしてもらうことに。運転手さんから、乗り継ぎのチケットを手渡してもらって下車。
ブラジル国内へ移動したりせずに、再びここへ戻ってくるのであれば、バスに乗ったまま、審査もせずに入国可なんですって。
無事、入国審査も済ませ、次のバスを待っていたのだけど、のんびりしすぎて時間惜しくなって、やってきたタクシーでブラジル側の公園へバビューンと移動。高くついたけど。。。
両替をしていなかったので、アルゼンチン・ペソで支払い。
こちらがブラジル側のイグアス自然公園。アルゼンチン側と同じ意味ですが、スペイン語とポルトガル語で違います(笑)。インフラ整備がしっかりなされていて、アルゼンチン側とは大きな違い。観光地、観光地って感じデス。
入場料をユーロで払い、おつりをブラジリアン・レアルでもらいます。入場料を払う時に、なぜか国籍を言うのだけど、統計調査にでも使うのだろうか?
園内を回る大型観光バスに乗り込み、立派に舗装された道を行きます。動植物から離れてしまって、全然自然公園という感じがしないデス。途中、幾つかのバス停があって、それぞれ、Extraでお金を払うActivityに参加できます。もしかすると、このActitityに参加するまでの道すがらは、かなりの自然を満喫できるのかもしれないけれど、今回は、アルゼンチン側とブラジル側の滝の見え方比較をしたいので、Devil's Throatまで一番近い終点で降車。
遊歩道もしっかりコンクリートで整備されていて、なんだかそっけない。。。真っ黒で丸々と太ったムカデが、遊歩道を横切っている間に、観光客に踏み潰されて無残な姿になっていたり。鳥も蝶もあまり飛んでないし。
せっかく自然公園に来ても滝だけじゃね。物足りないデス。。。
とはいえ、滝です。(笑)
こちらは、昨日ボートで滝に打たれたりした入り江。
コンクリートの遊歩道に、舗装が完全に乾燥する前にハナグマが歩いたらしく、足跡が残っている場所がありました。(笑)
そして、Devil's Throatとその大量の水が注がれる川。
ブラジル側で一番滝に近づくのは、この渡り橋で。
ここから見た滝。
昨日、ずっと居座っていたアルゼンチン側の展望台(?)も見えます。
この背面にはエレベーターで上がる展望台もあります。
以上、滝でした。(笑)
いや、ホントにブラジル側は、安直に滝へ辿り着けるし、でも、滝が遠いんデス。全様を見るにはブラジル側がオススメですが、アルゼンチン側で、1日中、自然を楽しみながらのんびりする方がワタシの性に合っている。ので、のだめ。のオススメは、断然アルゼンチン側です!(笑)
お昼過ぎ。イタイプダムのガイドツアーの最終回15.30に間に合うように移動開始。
バスで、Foz do Iguacu(ブラジル側の街)のバスターミナルへ。
アルゼンチンのプエルト・イグアスは軒並み平屋の商店が並ぶ、どちらかと言えば、全体的に茶色いイメージに比べ、フォズ・ド・イグアスには、高層ビルも所々あり、都市のイメージに近い。
イタイプ行きのバス停でしばらく待てど、幾つもの行き先があって、しかもイタイプ行きとはかかれておらず。わからないので、停車するバス全ての運転手さんに、”イタイプ行き?”と聞いて回る(笑)。
”36番だよ”と教えてくれた運転手さんがいたのだけど、どこにその番号がかいてあるのやら。。。そんな表示がキチッとしている風にはみえないし(笑)。
5,6台目に来た36番とは表示されていないバスがイタイプ行き。
ブラジル側のバスは、運転手さんとコンダクターが居ます。コンダクターは、さながら銭湯の番台さんのように、運転席の後ろにあるゲートの脇で、高いところから監視(?)してます。コンダクターさんに、”イタイプダムへ”とお願いして、街を抜けて郊外へ揺られて行きます。
30分くらいしたら、コンダクターが、ここだよ〜と目で合図してくれました。
ゲートを通って、Visiter Centreでガイドツアーの申し込み。30レアルを払って。ツアーの開始は15.30ですが、15.00からフィルム上映がるので、それまでに場内へ。上映が始まるまで、タービンやシャフトなどの展示を見て待ちます。
フィルムの内容は、事前に収集した情報よりも多くなく。世界一の水力発電所の建設は、20階建てのビルを55分置きに建てるほどの速さだったとか、エッフェル塔380塔分の鉄を使っただとか。
建設に際しては、広大な自然を破壊して、幾つもの種が絶滅してしまったとも聞きましたが、一方で、この発電所と同じだけの電力を、火力発電でまかなおうとすると、毎日434,000バレルの石油を消費することになるのだとか。なんともはや、自然を守る為に、一部の自然を犠牲になっていて、どちらが良いのかワカリマセン。
大体20分のフィルムをみたら、観光バスに乗り込んで発電所内を移動。
そしてこちらがそのダムです!
事前に仕入れた情報によると、発電所のコントロールルームなど内部も見れるということだったのに、ぐるっと回って終了。
あれれ?何か違うコースを選んでしまったのか?
せっかくブラジル側へ来たので、フォズ・ド・イグアスの街を歩いて。はじめはバス通りを。
それにしても暑いなぁ。なんて思ってたら、中央分離帯にある温度表示は。。。
40℃!
暑いはずやわ。
1つ道をはずれたAv Brazilに入って歩いていると、道の反対側にChurossの屋台。
チュロスってメキシコだったけ?ワタシの中では南米なイメージ
(調べてみたら、スペイン・アンダルシアが発祥らしいです)。
ともかく食べとこ、食べとこ。(笑)
道を渡ろうとしたら、女の子達に先を越されてしまいました。(笑)
味はChocolateとDoce de Leiteの二種類。1レアルで、看板に”Apenas”と書いているのは、”おいしいよ!”との意味か?
チュロスの真ん中の穴に、アツアツのクリームをいれて出来上がり。
気温が高くても、おいしいデス!
ポチッとな。Obrigade!
