ちなみに、キャンプ場にはちゃんとシャワーもお手洗いもあります。
夜は雨も降って、トタン屋根がうるさかったり、肌寒かったりしたけれど、なんとか風邪をひかずにすんだ。
なぜかIce Skateの夢を見た。確かにシュトゥットガルトでは、今シーズンは既に始まっているが、なぜかオシリで滑っている夢だった。。。帰ったら行かなくちゃ、と思う。
前夜、ミヒャエルが、日の出は6時から6時半ぐらいのはずだ、と確認し、6時少し前に起床。
うっすらあかるい空。というよりは雲。いや霧?
川を挟んで反対側のエンジェルフォールズのあるテプイは完全に霧の中。岩の陰すらも見れない。今日は曇り?昨日も到着時は曇りだったけど、今日は全く見れないのか?と見つめていると、徐々に霧が晴れてくる。
滝の姿がゆーっくりフェードインしてくる様子もまた感動的。
そういえば、ミヒャエル?起きてない?起した方がよいか?と思ったら起きてきた。
ぱらぱらとツアーの同行者や他のツアーの人達も起きてくる頃にはすっかり霧も晴れて。
滝もさることながら、ワタシとしては、このテプイの山の雄大さが印象的だった。
ボートで上流へ登ってくると、木々の間から徐々にその姿を現し、目の前に迫ってくると圧倒される。
朝食までの間、思い思いに時間を過ごす。
違うツアーのガイドさん、Eddyと少し話しをしたりして。
日本人もよく来るのだとか。しかも、2,30人が束になってやってくると。(笑)
エンジェルフォールズはPemon(ペモン)語でKerepa Kupai Meru(ケレパクパイメル)。Kerepa=bird、Kupai=pool、Meru=fallsという意味なのだそうだ。
エンジェルフォールズは、”発見”したとされるJimmi Angelから、名づけられている。これに関しては、若干デリケートな問題らしい。ツアーのお客さんとしばしば議論になるそうだけれど、ツアーガイドさんなど、元々から住んでいるの人達の先祖にとっては、以前から知っていたし、”Jimmi Angelが発見”というのもちゃんちゃらオカシイ話、なのだそうだ。”Jimmi AngelはKerepa Kupai Meruを広めた人”、というのが彼らの認識。
実はこれ、ワタシもちょっと思っていたところがあり。ワタシも彼らの主張に賛同。というワケで、ワタシは今後、ケレパクパイメルということにします。(ちょっと、忘れそうだけど。頑張る。笑)
ちなみに1週間に10回来ることもあるというエディ。当然、仕事としてですが。
初めて見に来たときのことをちょっと聞いてみた。彼が6歳の時、家族と一緒に来たのだとか。
6歳でこの景色を見たら、ちょっとやそっとの景色では驚かないんだろうなぁ。
朝食後、フレディがこのテプイの説明をしてくれる。
ここには伝説アリ。正確なところは少し忘れてしまったけれど、大体は以下のようなところ。
昔、預言者が居た。息子に、この場所へ行けば素晴しい景色が見れると告げる。彼は、予言者から香水を受取り、預言の通りにこの場所へ来て、このテプイの、向かって滝の右側にある岩を登る。ところが、彼は片方の足を怪我してしまう。鳥がやってきて、彼は香水を鳥へ差し出すと、鳥は彼を掴み、空へ舞い上がる。
そして、彼は、予言どおりに、素晴しい景色を目にする。
川を渡って1時間ほどケレパクパイメルへ向けて山道を歩いていきます。ここからは虫除けを装備のコト、と注意が。
Canaminaから一緒に来た、Jose(ドイツ育ちのスペイン人?ドイツ人?)とChristinaから日よけ止めをもらい。
スペイン人のFernandoは虫除けクリームを1チューブごとくれる!ありがとう!!!
実はクリスティーナも荷物をカラカスでロストされ、T-シャツは3枚あるものの、水着がなくて、昨日の滝つぼで、”水着ないの”と寂しそうにしていたのデス。ホセは同じ便で到着したけれど、彼の荷物はちゃんと届いたのに、と悔しそうにしてました。
ちなみに、ホセ、クリスティーナ、ミヒャエルと話す時はドイツ語。ガイドさんと話す時は英語ですが、このドイツ人3人、スペイン語を解しまして、他の参加者はスペイン人ですので、ガイドは主にスペイン語で進みます。。。Auch!
さてさて、ツアーに戻ります。
基本は山登りです。虫除けは、蚊に対してというよりは、ハエより一回り大きいブヨのような吸血虫に対して必要なのだそうです。
全行程は大体1時間ほど。
木の根や岩の入り組んだ小道を進んでいきます。↓の道は序の口。
最初の観測ポイントへ到着!
と言っても大きな1枚岩の上。手すりなどありませんから、足を滑らせれば谷間へまっさかさまデス。気をつけて下さい。
ここから見るケレパクパイメルはというと。
おおっ!風聞の通り、滝つぼがありません。
昨晩の雨で、昨日の夕方に見たときよりも滝の流れが強い気がします。
風が若干強く、雲で滝の上部が隠れたり出てきたり。
晴れていれば当然、滝の全様が見れてキレイですし、また、雲がかかっている時は、天から滝が流れてきているかのようデス!
滝の少し下に小さな滝があり、そこまでまた登っていきます。
”あと15分だよ〜”と言ったとたんから、坂の勾配も更にきつくなり、岩ばかりになって。あと15分って遠いわ。。。と息を切らせながら滝つぼに到着。
またここで汗を流しついでに泳ぎます!
ここからも、ケレパクパイメルを見れますが、反対側の緑の濃い景色とテプイも素晴しい!
午前中たっぷり滝を見て、山を降ります。
キャンプ場へ戻るボートを待つ間に、紫色のトンボに会いました!
お昼ごはんを待つ間、ハンモックで休憩。
しばし、ハンモックでシエスタの気分をお楽しみ下さい。
(ちなみに、左はフェルナンド、真ん中はワタシ、右はミヒャエル。笑)
ハンモックから落ちてしまうことも考えて下は砂が敷かれています。
で、この写真を撮ったあと、カメラを砂の上に落としてしまい、その後、カメラの動作が。。。レンズが出てこなかったりで、動作不安定。半泣きデス。
そんなアクシデントがありながらも、気分はアゲアゲで行きましょう。(作り笑)
お昼を食べて、カナイマのキャンプ場に戻ります。
カナイマでは、夕方になると、小さい蚊のような吸血虫が出てきます。現地では、ピリピリとか、チリチリとか呼ばれているようで、刺されると、ぷつぷつがわーっと出てしまうらしい。ただし、ピリピリとチリチリは別の種類で、ワタシには違いがわかりませんが、現地の人はちゃんと区別してました。
キャンプ場で今晩の部屋の割当てをされ。
部屋に行くと石鹸が!!!人生初めて石鹸で頭を洗いましたが、もう、髪質とかという問題ではなく、頭皮を洗いたいんですよ。たとえ、それが水でも全く構いません。(笑)
食後、フレディが超有名カードゲーム(!?)UNOを持ってきて、コークハイを飲みながら、みんなでプレイ!続けて、隣のLondoner達がやっていたDonkeyというトランプゲームをし。
カードシャッフルがうまいと言われ、カジノで働いているのか?と。(笑) まぁ、小さい頃から、一人、カードで遊んではいましたが、手品師のようにはいきません。せっかくなので、これからまた、シャッフリングの別のワザも身につけようかと。(笑)
ドイツで何してるの?と聞かれたので、一応、バーデンバーデンのカジノで働いていると答えておきました。(笑)
注:バーデンバーデンに行っても、ワタシには会えませんので、あしからず。
ポチッとな。Gracias!

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下から見るの?(見えるの?)
下から見るんだよ〜。セスナで上空から見るというのもあるけど、ワタシは下から観てきたよ。