2007年08月31日

Impfung。

10月に大きくお休みを取って旅行に行くことにしました。

行き先は、帰ってきたときにでも明かしますが、入国にイエローカードと呼ばれる、予防接種を受けたことを証明するものが必要になります。

で。受けなくてはいけないのは、Gelbfieber。Yellow Fever。
そう、黄熱病。

一度受ければ10年効き目が長続き!

風邪薬もこれくらい効き目が長続きすれば便利なのに。。。と思ったり。(笑)


さて。んじゃ、どこで受けられるの?


周りの人に聞けばよかったのだけれど。ほら、それ、専門家あるいはそれに付随する人々に聞いたほうが確実ではないですか。


イザと言う時は困るんだろうけど、ドイツで掛かり付け医を探していないので、さて誰に聞こうか。


時は先週の土曜日にさかのぼり。


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まずは、駅前の薬局へ。


のだめ。: 黄熱病の予防接種を受けたいんですが、どこに行ったらいいですか?

薬局のおねぇさん: Allgemeinarzt(アルゲマインアーツ:総合医)へ行けばいいですよ。

の: ここの辺りでは、どこにありますか?

ねぇさん: その角を曲がって左手に、Dr.フニャフニャさんが居ます。今日はお休みだから、また月曜日にでも。

の: ありがとう。良い週末を〜。


ふむぅ。
んじゃ、場所だけでも確認しておくか。
と歩き出すと、もう一軒薬局があったのでそこにも入り。


の: こんにちは。黄熱病の予防接種を受けたいんですが、どこへ行けばいいですか?

薬局のおにぃさん: 黄熱病?

の: そうです。

おにぃさん: 予防接種?

の: そうそう。

おにぃさん: (ちょっと奥に居たベテランそうなおばさんに向かって)黄熱病の予防接種はどこで受けられるんですかね?

薬局のおばさん: Gesundheitamt(ゲズントハイトアムト)に行けばいいわよ。

の: ゲズントハイトアムト?

おばさん: インターネットでGesundheitamtとStuttgartで出てくるよ。

の: ゲズントハイトアムトね。電話番号わかりません?

おばさん: ないのよ。インターネットで見て。

の: インターネットね。”ゲズントハイトアムト”っと。ありがとう〜。ではまた〜。


ふむふむ。近づいたんちゃう?


病院にも行ってみるかな。街中近くにある、顔面骨折で搬入された翌日に、赤十字の車で、検査のために搬入されたKatharinenhospital(カタリーネンホスピタル:Wikiって偉大。こんなのまで掲載しているなんて)へ。
(なぜ病院へ行く羽目になったのか、事情詳細はこちら)。


内科の建屋に入ってインフォメーションへ。


のだめ。: こんにちわ〜。黄熱病の予防接種を受けたいんですが、どこに行ったらいいのか、何をしたら良いのかわからないのですが。

インフォのおじさんとおねぇさん: ここじゃないよね。(と顔を見合す)

インフォのおじさん: たぶん、WestにあるBismarkstrasseの所でいいんじゃないかな。そこで聞いてみな。

の: ビスマルクシュトラッセ?

おじさん: そうそう。ビスマルクシュトラッセ。今日は開いてないから、来週にでもいってみな。

の: 平日だけしかやっていないの?

おじさん: そう。

の: そうか。じゃ、来週行ってみます〜。ありがと〜。じゃね〜。


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情報収集をし、インターネットで調べてみたら、ゲズントハイトアムトはビスマルクシュトラッセ3にありました。

薬局のおばさんと病院のインフォのおじさんの話繋がってかなり確証が出てきたぞ!



週末明けて月曜日。


お昼休みに電話。

が。相手もお昼休みで出ず。ウェブのメールアドレスにE-mailを出し。


火曜日。

休憩時間に電話。

のだめ。: 黄熱病の予防接種を受けたいんですが、どこに行けばよいですか?

ゲズントハイトアムトのおばさん: 予防接種ですね?木曜日の16時から19時にやっています。

の: 木曜日ですね!毎週木曜日ですか?

アムトのおばさん: 毎週ですよ。ビスマルクシュトラッセ3です。

の: 何か持って行くものありますか?

アムトのおばさん: 保険カードと32ユーロが必要です。

の: ありがとう!では、木曜日に行きます〜。


水曜日。会社の電話が鳴る。

アムトのおばさん: ゲズントハイトアムトです。

の: あっ!ハイ!

アムトのおばさん: 黄熱病の予防接種ですが、毎週木曜日の16時から19時までやってます。場所はビスマルクシュトラッセ3。32ユーロ必要です。

の: ビスマルクシュトラッセ3ですね。明日行きます!ありがとう!では、また明日〜。

E-mailに旅行の事と、日本から来ているのでどこに行ったらよいのかわからないことも書いていたからなのか、丁寧にゆっくり話してくれて非常に親切な対応。それに、ちゃんとE-mailに反応してくれて、シュトゥットガルトの人はみんな親切だわ〜、といつも思います。


そして木曜日の今日。会社帰りにゲズントハイトアムトへ。

旅行で同じように黄熱病の予防接種を受けに来ている人が一ダース程。混雑と言うほどではなく。


受付で山吹色の予防接種の証明冊子(Internationale Besheinigungen ueber Impfungen und Impfbuch: International Certificates of Vaccination)と問診表を渡してくれます。

問診表を書いて、予防接種の証明冊子の表紙に名前と誕生日を書いて再び受付へ。

問診表。。。ドイツ語なんだけど。。。と思って読んだけど、この手の内容って、日本でも健康診断の時に書くモノと同じなんで、意外とわかってビックリ。

1つ安心したのは、”3ヶ月以内に大きな事故や手術をしましか?”というもの。

顔面骨折はたぶん大きな事故。でも4月だから3ヶ月以内ではないっと。一応、カッコ書きで、書いて、破傷風の注射を受けたことを書いて提出。


しばらく待っていると、ドクターに呼ばれて。

ドクター: 日本での予防接種の履歴は?子供の頃に受けた履歴とか。この証明冊子は新しいから、あなたの予防接種の履歴がわからないんだよ。

の: インフルエンザを受けてたし、あとは、日本語ではわかるけど、なんて言うのかわかりません。

ドクター: 私は日本でこういった証明冊子があるのか、日本でどんな予防接種を受けるのかわからないんだ。肝炎とかは受けた?
今度、日本に帰ったときに、ちゃんと調べておいで。世界中いろいろ出かけるならば、必要だよ。


ちゃんとしてるわ〜。なんて感心。
確かにおっしゃる通りですね。
オタフク風邪やら風疹やらもろもろ。今度調べて置こうっと。


ドクター: じゃ、黄熱病の予防接種をしてしまおう。


腕まくってチクッと終了。


ドクター: あなたが旅行で出かける場所は、マラリアピルが必要だから。何日くらい?1ヶ月?2週間?処方箋を書くからね。薬局で買ってね。出発の2日前から飲み始めて、帰って来てから7日後まで毎日一錠ずつ飲むこと。牛乳で飲むんだよ。

の: 牛乳!?でも、私が行く所って。。。

ドクター: そうだね。あそこはヴァクテリアの問題があるから水で良いよ。


いいんかい。(笑)
水でも問題ありそうだけどね。


ドクター: 長袖、長ズボンを着てね。明るい色がいい。虫除けも持って行きなさい。薬局で売ってるからね。これで終わりだ。いい旅を。

の: ありがとうございました。


受付でお金を払って帰るときも、受付のおばさん達に”良い旅を〜”と言われ。

なんかもうお出かけするみたいだわ〜。(笑)


そういえば、問診中にドクターがくしゃみするから、”Gesuntheit”と言っちゃったし。(笑) さすがにこの時は、”言わなくていいよ”って返されたけど。(笑)

ドクターの眉間に大きなガーゼが張ってあって。聞いてみたら、イタリアで蚊に刺されたのだそうで。”マラリアですか?(笑)”なんて言ってしまったし。(苦笑)

↓これが、予防接種の証明冊子。右は、黄熱病に関するページ。他にも肝炎のページなどあります。
IMG_4098.JPG IMG_4102.JPG


まだ薬局が開いていたので、早速、マラリアピルを買いに行きます。

↓ピンク色のメモ帳みたいなのが処方箋。
ドクターのサインがされて有効になるようで、薬局のサインがされて、再利用できなくなるようです。
IMG_4099.JPG

そして、マラリアピルには蚊の絵が書かれています。
IMG_4101.JPG

保険が利かないからなのか、二箱で119ユーロ。高いわぁ〜。


薬局でも、”良い旅を〜”と言われました。(笑)

更に、お買い物のおまけに石鹸。”旅行で使えるわね〜”って。(笑)

旅行はまだ1ヶ月も先なんですが、既に旅行モードです。



Baden-WuerttembergのGesundheitamtは、OGDから検索できます。



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posted by のだめ。 at 06:44| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うんうん、この予防接種手帳持ってる持ってる。
私は主治医のところで作ってもらいました。
いちおう、子どもの頃に受けた主な予防接種は覚えていたから口頭で申告したけれど、免疫が残っているかどうかの血液検査を念のためにということで受けたら、ほとんど免疫が残ってないってことで破傷風、ジフテリア、ポリオをバシッと打たれました(^_^;)。

黄熱病とマラリアの予防、ってことは、いわゆる暗黒大陸ですね?行き先は(笑)。
楽しいご旅行を!
Posted by ぴかまま at 2007年08月31日 08:03
日本(関東)の大学では学生の間ではしかが大流行して大変だったんだけど、子供の頃の予防接種は免疫残ってない人が多いそうです。
のだめ。ちゃんも血液検査受けた方が早いかもね。
Posted by arcus at 2007年08月31日 13:02
私もその黄色い予防接種帳持ってますよ。でも中身空白ですけど・・・。だってダニの予防接種のワクチン入手を待っていたらもう秋。もう今年は必要ないよね・・・。
チャレンジャーのだめさんの行き先が気になりますね。報告を楽しみに待ってます♪
Posted by Yogacat at 2007年08月31日 15:43
おお、黄熱病! 流石の?ワタクシも、それはうっておりません。 

マラリアピル・・・大丈夫ですか? 副作用が強いので、気をつけてください。 うちの相方はそれで角膜にダメージきたし、知人の友達は、それがもとで大病しました。 ワタクシ飲んだときは、舌が茶色になったので止めてしまいました。 非常に悪性のマラリア流行地でなければ、予防は虫除けだけにして、かかってから飲む(爆)という手もございます・・・
Posted by Mari at 2007年09月01日 01:38
>ぴかままさん
本当は、ぴかままさんのように、主治医に作ってもらうようのが良いようなのですが、別に直接ゲズントハイツアムトに行っても、文句も言われずもらえちゃいました。
行き先は、暗黒大陸かもしれませんし、違うかもしれません。(笑) 今は明かさずにしておきます。

>arcusさん
なるほど。一生ものではないんだ。
てっきり、一度打っておけば良いのかと思っていたよ。それで、はしかが流行ったんだねぇ。

>Yogacatさん
エジプトに行かれる時には、何も予防接種は必要なかったんですね。アフリカ大陸だし、必要なのかと思ってました。
ダニの予防接種はどれくらい効果があるんでしょう?毎年したほうが良いものですかね?

>Mariさん
Mariさんならば、既に全ての予防接種を済ませておられるのかと思ってました!(笑)
マラリアピルは副作用が強いんですか!? 基本的には、健康時に薬は飲みたくないので、調べてからどうしようか決めようと思います。
処方してもらった薬は予防薬なので、かかってからでは効き目がないんですよね。。。別の薬を処方してもらうか。。。うーん。



Posted by のだめ。 at 2007年09月02日 08:33
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