2007年08月05日

Olomouc。

3年ほど前までは、プラハーブルーノ間の高速道は、コンクリートで、継ぎ目にゴムがあり、このゴムの段差で高速で走れば走るほどゴトゴトと不快な乗り心地で嫌だった。これが、ほんの少し以前のままの部分があったものの、ほぼ全面アスファルトでキレイに舗装されて、標識もかなりわかりやすくなって。

各都市を結ぶバスは、今にも壊れそうな、座席もあまり心地の良いものとは言われないような代物だったのに、いつの間にか新型車が行きかうようになっているし。


初めてチェコに来た7年前とは大きく変わってきているなぁと思いながら車を走らせ、オロモウツへ到着したのは22時過ぎ。

街に入ると数件の看板からAlleyへ。


一夜明けて。

ビジネスフリーペーパー(英語版)を読みながら朝食。

公共施設屋内禁煙になっていない国として、EUで残り2国のうちの1国となっていることや、駅の再生計画が地元企業の参加がない為に二の足を踏まざるを得ない状況だとか。


さて、目的地へ行く前に駆け足で街を散策開始。

ところが、いきなり足止め。

ホテルの脇にある広場で朝一が!
マーケットはたずねておかないと、と足を向けて。
IMG_3694.JPG

プラムが旬で、1kg15クローネ(約55セント)!
車だし、あさっては戻るし、買っちゃう?なんて買ってしまいました。ほんのり甘くて美味しい♪デス。

Dolni namestiという広場に面したkostel Zvestovani Panny Marie(Church of Annunciation of St Mary)は、黄色い壁で特に目立った教会ではないのだけど、内部にはステンドグラスが並ぶ。
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広場は、1本のコラムを中心に、南北に2つの噴水。
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ちなみに、Namesti(ナメスティ)は広場とかいう感じの意味だと思われマス。

この広場を北へ抜けるとNorni Namesti。

ノルニ・ナメスティへ入ると面白い噴水。
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海中を模したようで、上部にはサンゴを配し、お魚の口から水が出て、それをゾウガメが支えているという構図。
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ゾウガメの背に付く藤壺には、それぞれ人顔があったり。


と、噴水を観察していると、パッパー!とけたたましい車のクラクションが近づいてきたと思ったら、結婚式でした。

今日は数件の結婚式が催され、新郎新婦がノルニ・ナメスティにある市役所へ結婚のサインをしに来ていました。


18世紀初頭に立てられた、中央ヨーロッパで一番高いバロック調のコラム、Trinity Columnも広場にはあり、ここで結婚の記念撮影なども。
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14世紀に建てられた市役所には、イロイロな見所があって、まずはインフォメーション。ここでフリーの地図がもらえます。他には、17世紀に作られた尖塔のある塔。北側に窓(写真右側の茶色い出窓)は15世紀に、同じく北側(写真左側)には天文時計。
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時計は共産時代に建てられたもののようで、労働する人々のモザイクが全面に配され、12時の時報でからくりが動く部分も労働する人々。鐘を打つ音と、鍛冶屋の金槌が同期しています。その場に居た英語ツアーに耳をそばだてて聞いていると、一番下にある1年のカレンダーは、レーニンの誕生日など、共産時代に重要なイベントを赤色で示してあるとのこと。
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からくりの最後は中央の鶏がコケコー!と2回鳴いて締めくくりデス。


オロモウツは学園都市なのだそうですが、そんなに大きくはない街の割には、多くの教会があります。全部見ていると目的に達しないので、時計と睨めっこしながら、サクサク進みましょう!

でも、いつも足止めを食ってしまう。。。(苦笑)

こちら↓はめがね屋さんの看板。ちょっと古いけど。(笑)
IMG_3752.JPG

面白いのでカメラを構えて写真を撮っていると、女の子を連れた地元の家族連れも見て行きました。日頃見慣れていると、改めて見ませんもんね。

トラム通りが大規模に工事されているのを横目に歩きつつ。

ステキな外灯に目を奪われたり。
IMG_3753.JPG


外装修復中のkostel sv Michala(St Michael Church)。
入って直ぐに、天井から、床まで、力強いバロックのインテリアに圧倒されます(↓右の写真は天井)。
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天井には最後の晩餐もあったり。
IMG_3764.JPG

珍しい、妊婦のマリアが描かれて絵があったらしいのですが、見損ないました。言われたら入って右手にあった気もしますが。。。

教会背面には天使の配されたオルガンがあります。


せっかくだから街の東側に位置する大聖堂も見ておこうと、歩いていくと、右手にkostel Panny Marie Snezne(Church of St Mary of the Snows)。
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こちらにも木製の天使が配されたオルガンがあります。
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天井にはフレスコ画。

涙を流す天使の彫刻もあります。


やっと辿り着いた大聖堂(dom sv Vaclava;St Wenceslas Cathedral)。12世紀にロマネスク・バジリカ式で建てられ、何度か建て直しをされて、現在の姿は、内・外部ともに19世紀のネオ・ゴシック調。
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さて。ホントにここで離れないと、目的地まで行きませんよ!
走って、走って!

あっ。丁度12時。市役所のからくり時計を聞いてからね〜。(笑)



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posted by のだめ。 at 03:30| Comment(2) | TrackBack(0) |  チェコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Namestiはそのとおり、広場の意味です。ただしeの上にvマークが付いてるやつでして、ナーミェスティと読むほうが近いかな(^_^;)。

最後の「ポチッとな。」のところの「感謝」のひとことが、しっかりチェコ語、そしてポーランド語にしてあるのに気がついてニヤッとしたのは私だけ(笑)?

一つ上の、バキバキ文字化けしてしまいました。削除しておいていただけます?
Posted by ぴかまま at 2007年08月11日 20:34
そうです、vマークが付いているものです。aとiの上にも´がついていますよね。特殊文字(?)を使用すると化けてしまうかと思って、英系アルファベットで代用しました。

プラハの地下鉄にも、2,3駅、なんとかNamestiとかありますよね。耳が良ろしくないので、”ナメスティ”と聞いてました。(笑) ”メェ”となるんですねぇ。そう言われれば、”ナーメェスティ”だったかなぁ。(笑)

出かけ先の国の言葉は、挨拶だけでも覚えようと思ってるんですが、チェコ語とポーランド語は、似ている感じがしました。
ぴかままさんは、スラブ語系にも強いんですね!
Posted by のだめ。 at 2007年08月12日 08:21
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