目覚ましで6時少し前に起床。
空は明るくなっているけれど、日の出にはまだ時間がある。
夜露が降りて、砂は湿っている。
寝起きのお手洗い。
1つ砂丘をえっちらおっちら越えて行くと、昨日には見えなかった紙がそこいらに点々と。やっぱりみんなお手洗いは行くのよね。明るいと他の人が丘を越えてこないかちょっと心配したりして。(笑)
自分のテントの隅に何か足跡らしきもの発見。
テントを持ち上げてみると…
カサカサいってたのは、お前かー!(笑)
キャンプを張っていた場所を、我々が寝ている間の夜に、ラクダか何かが横切ったらしく、向こうに見える砂丘からこちらへ向かってそして遠ざかっていく足跡。
そうやってで砂丘をウロウロしていたけれど、そろそろお日様をお迎えしなくては。
砂丘の上で腰に手を当て日の出を待つ(牛乳を飲むときの左手のように。笑)。
何人かはまだ寝ていたけれど、起きていた人たちは何も言わずにじっと昇る太陽を見る(ありがたや〜って感じ?笑)。
ガイドの3人はせっせと朝食の用意。
火をおこしてお湯を炊き、ソーセージを焼き、スクランブルエッグを作り、昨日と同じく車の荷台にパンや牛乳などをテーブル代わりに乗せる。
その間の我々お客さんは、砂漠でぼ〜っと。
ボヤッキー似のスイス人は歯磨きをしながらどこかへ行って、上半身裸で帰って来た。砂丘の峰(というのか?)を音楽を聴きながら歩いて。たまに鼻歌が聞こえる。降りてきた時に何を聞いているのか尋ねてみたら、ソプラノ歌手Anna Netrebko(アンナ・ネトレプコ)さんの歌劇。”俺の一番のお気に入り!”なのだそうな。ちなみに、彼女は今年の8月にシュトゥットガルトにいらっしゃいます。朝からオペラを聴くボヤッキー。
実はこのスイス人2人組み、自称7つ星(実際の評価は5つ星以上ない)ホテル、Bruj Al Arab(バージュ・アル・アラブ)に泊まっていた!ボヤッキーではない方が、”一番安い、1泊1,000ユーロの部屋だったけど”と言って写真を見せてくれた!(世の中便利。デジカメってこんな時便利だね〜) ペントハウスタイプというのか、2階建てになってて、階段があったり。写真だけでもおぉ!っと言ってしまう。隣にあるMina A'Salam, Madinat Jumeirah(ミナ・アサラム マディナ・ジュメイラ)にも泊まっていて、部屋に行くのに小船のアブラで行くか内部から行くか聞いてくれるのだそうな。すごいね!!今度来る時は旦那さんと泊まってみよう(一人だと高くつくからね)。
”Crazy”がほぼ口癖のフランクフルトからのドイツ人は、屋内スキー場もあって、英系デパートDebenhams(デベンナム)も入っているショッピングモール、Mall of the Emirates(モール・オブ・ディ・エミレーツ)にもCrazyと。「どうCrazyなの?」と聞くと、「おっきいんだよ!」。そう、「Bigなんだ。」なんて言ったもんだから、「ちゃう、ちゃう!Hugeなんだよ!!」。
ご夫婦で参加のアメリカ人の旦那さんの方は、ギリシャでのセキュリティーチェックの無用な厳しさに憤り。「「これは何だ?」と聞かれて「財布です」と言ったら、また「これは?」と聞かれて「スーツケースの鍵」なんてイチイチ答えなくちゃいけなくって、腹立たしいなんてもんじゃない!」と。
朝食の間もそんなドゥバイ&旅行話をして。
火をおこしていた近くに、穴を掘る為のスコップ。よ〜くみると…
James Bondの持ち物でした!スパイ活動にはスコップも必要なんだ。(笑)
朝食でお腹が一杯になっていたのに、ジェームスがおもむろにクーラーボックスを引っ張ってきて。出てきたものは、何と!誕生日ケーキ!
アメリカ人ご夫婦の旦那さんのお誕生日!
毎年、誕生日にはどこかで過ごしているのだそうです。2人で仲良く取り分けてくれて、お誕生をお祝いしました。砂漠でチョコレートケーキを食べるとは、思いもしなかった。(笑)
お客の我々がこうやって過ごしている間に、テントは次々と畳まれ、元の砂漠に。
昨日と同じくデザートサファリを堪能し。
うちのガイドさんの一言。「日本人はいいんだよ。」
おっ?昨日と同じこと言う?
「いいんだけどさ。サファリをしてもちょっと走ったら気分悪くなって、直ぐ停まらなきゃいけないんだよね〜。」
あら。そうなんですか。
来しなとはちょっと違う道を通っていて、今度は金網フェンスに沿って走って行く。フェンスの向こうは政府の持ち物なのだそうだ。
昨日の夕方に通ったゲートまで戻ってきて、タイヤの空気圧を元の圧力へ上げます。
ぼーっと見てたら、ドアミラーに何かしらアラビックが。
意味を聞くのを忘れちゃったんだよね。。。
安全のお祈りか何かなのか、”2輪車に注意”的なものなのか。
ドゥバイとは逆方向へ、砂漠の一本道を飛ばして行く。
砂漠のバギー場や白い家がぱらぱらと並ぶ小さな村を通り。
そんな村にもモスクがあって。
ハッタ・ワフィのワフィとは谷という意味なのだそうです。UAEから数キロだけオマーンへ入ったエリア。
「オマーンのガソリンスタンドはS○ellだけなんだよ。」
とガソリンスタンド前のラウンダバウトを右へ入ると国境。
出入国ゲートが建設中。でも普段は警官も居ない。ハズ。なのに今日は臨時の警備。
3台四駆のうちの、なぜかワタシが乗る車だけ何かトラぶっている。
どうやら、テント内で使っていた後部に積んでいるマットレスが、ルームミラーの視界をさえぎっていることを指摘されているらしい。
パスポートコントロールもなく再び車を走らせてから10分もしないところ。
椰子の木が一本立つ谷間。
水溜りのような小川を避けながら崖を登っていく。
そこからみえる岩山の峰々。
ひとしきり新鮮な空気を満喫したところで、一晩一緒に過ごした他の参加者へお別れの挨拶をし、それぞれの車へ分乗してドゥバイへ戻ります。
ポチッとな。シュクラム!

GWは日本と同じようにお休み取ったからネットからも離れてました。また続き書くよ。目標5月中!?(笑)