Schwarzwald(シュヴァーツヴァルト;黒い森)の北部中央にあるLierbach(リァバッハ)という集落にあるKloster Allerheiligen(クロスター・アラーハイリゲン;アラーハイリゲン修道院)という廃墟デス。
行政区画ではOppenau(オペナウ)に含まれるらしい。
A81を南へ30分も走ったら、そこから下道。
木には今年の新葉の芽がつき始めたばかりで、山はまだ茶色いけれど、下草はもう十分育って目に鮮やか。
遠くにパラグライダーが飛んでいるのが見える。
(GW中には、オペナウ−フロイデンシュタット間でBaWue-airgamesというお祭り?があるらしい)
途中で通過したFreudenstadt(フロイデンシュタット)という街には、ピンク色の壁の教会を中心に多くの人が春の日差しの中、イースター休暇を満喫。クアハウスもあって、雰囲気的にはバーデン・バーデンのミニチュア版。
この街を通り過ぎるとヘアピンカーブの山道が続く。
自転車やツーリングと行き違ったり。
そろそろこの辺り、と言うところでWasserfaelle(ヴァッサーフェレ;滝)の茶色い標識が見えたので途中下車。
滝の高さは83m。毎年10万人以上が232段の階段を上って、この滝、Wasserfaelle Allerheiligen(アラーハイリゲン滝)を訪れているらしい。
所々雪が残っている遊歩道を登っていく。
↓雪解け水が滴り落ちて、苔を生している石(写真じゃ見えないか)。
滝の打つ音が辺りに響く。
二股に分かれた滝の前に渡してある木の橋を通って小さな階段を上ると長い階段と次の滝が現れた。
この階段を上ると一番長い滝とご対面。
この滝の右上部にある岩には言い伝えアリ。
昔、この谷間に若い石切の若者とジプシーの娘が住んでいました。ある夜、娘は若者に内緒で出て行ってしまいます。悲嘆にくれた若者は、縄で自分を縛って、反対側をもみの木に縛り、この岩を下り、愛しい娘の顔を岩肌に彫るのです。そして、その顔を掘り終わった後、彼は自分を縛っている縄を切り、自らの命を絶ってしまったのです。
なんて悲しいお話なんでしょう。書いてて泣けてきました(いや、マジで)。
でも、岩肌にはそれらしい顔が見えません。かと言って、どれかと探し始めると、いくつも顔が見える。厄介な話デス。
滝を登りきると小川。
少し川の水を触ってみるとちょっと手がつるつるする気がします。近くに温泉地が多いから成分が似ている?
川底の砂は赤。
来た道を駐車場まで降り、再び車を走らせて5分もしないうちに修道院跡に。
駐車場は道の両脇に路上駐車。この道から丘と、その上には円形に並んだ柱に囲まれた彫刻が見えます。滝から修道院跡まで別の遊歩道で来れるようですが、バス停はあるもののバスが来る気配ナシ。ここまではどうやって来たら良いのでしょう(やっぱり歩いてくるのか?)。
道端にはエーデルワイス(だよね)が満開。
目指したアラーハイリゲ修道院跡は残念ながら修復中。
1191年から1196年に建てられ、19世紀初頭に廃墟となったとのこと。ほとんど説明もないので詳細は不明。
ちなみにこの辺りで見れる松ぼっくりは、シュヴァルツヴァルト名物カッコウ時計についている松ぼっくり同様(というか逆だけど)に長細い。
道に落ちていると、犬が仕掛けた地雷かと思ってしまう。でも、松ぼっくりか、と思っていたら地雷だったりするので注意!
帰り道はSchwarzwaldhochstrasse(シュヴァーツヴァルトホーホシュトラッセ;山岳道?)を北上。
途中で寄った山小屋は標高965m。
山歩き、自転車、バイク、冬場はスキーなどを楽しむ人たちの休憩所。いろんな行き先の標識があります。
目の前にはスキー場も。
アップルショーレ(リンゴジュースの炭酸割り)とルバーブのケーキで一服。ケーキの上はクリームではなくて、サクサクでふっくらなメレンゲ。
直ぐ先にはMummelsee(ムメルゼー;ムメル池かな。湖と言うほどではないと思う)。こちらは標高1036m。
この池はとっても小さいけれど、昔話があって、男をたぶらかして池に沈めてしまうという池の精が居たとのこと。お土産屋さんには、性的風刺画(日本語で書くと結構卑猥だなぁ)があります。レストランにも額に入れてそこここと飾ってある。
山岳道路からAchern(アヒャァン)方面のわき道へ。
牛の放牧や道を横切るポニーを車窓から見てSasbachwalden(ザスバッハヴァルデン)で最後の休憩。
木骨造りの家々が並び、レストランもかわいい。ここにもクアハウスがあります。ワイン村と自称するだけあり、山腹には葡萄畑。
↓ブドウ園直営のワイナリー、Alde Gott(アルテ・ゴット)。
今日は逃したけれど、ワイナリーツアー(ワイン試飲付き)アリ。土曜日15時から(1時間、ワイン3種テイスティング付き、4ユーロ、Kurkarte(クアカーテ)ありの場合3ユーロ)と4月から10月は更に水曜日15時から(2時間、ワイン5種テイスティング、6ユーロ、クアカーテありの場合5ユーロ)も。
開店時間
11月から3月 月〜金;8.00-12.00、13.30-18.00、土;8.30-12.00
4月から10月 月〜金;8.00-18.00、土;8.20-17.00、日;13.00-17.00
2003年(当たり年だよね)のベーレンアウスレーゼ(貴腐ワインの一種)が、ドイツ(だったかな)のBest10ワインに選ばれたようでトロフィーが飾ってありました。
店内で試飲もできます。
帰りの高速は、夏タイヤに変えたので、久しぶりに200km/hチャレンジ走行。これでも抜かされるんだよ、ドイツでは(なぜ200km/h出して煽られる?)。ちなみに冬タイヤの最高制限速度はスペック上、190km/h(それでも190km/hかいっ!)。やっと達成しましたが、6000回転(ガソリン車です)いきましたので、仕事上、色々な不具合写真が頭に浮かび、5分も走れば後は惰性で走りますデス。たぶんもう(自分の車では)トライアルしません。
ポチッとな。Danke!

パチンココムと言います。
私のギャンブルサイトで
こちらの記事を紹介させて頂きました
紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/kabucom117/archives/53693117.html
です。
今回は”自転車関連記事”ということですが、自転車のれますが、記事で取り扱ったことないんですよね。。。
でも、MEGA WEB トヨタ ユニバーサルデザイン ショウケース(http://www.megaweb.gr.jp/Uds/)で行われる台湾UDグッズ50選は面白そうですね!
紹介して頂いて有難うございます。
>京都ふらりさん
ほんと桜満開ですね!
ドイツでの桜の見頃は例年ならば4月末なのだそうです。そういえば、ベルリンの壁跡に植えた桜並木ってどうなっているんだろう。。。
だって200km/hかっ飛ばすなんてかっこいい〜♪ 未だにドイツ運転デビュー果たしていない私にはあこがれでございます。
満開のところ、一度生で見てみたいものです。
今のところ写真で我慢するので、縮小前写真が欲しいです。のだめ。ちゃんの一時帰国まで待たないとダメかしら?
Mein Auto ist Peugeot 307cc。でございます。
200km/hはやっぱり緊張します。一人の時じゃないと走れません。ドイツの運転者はあまり上手ではないですが、譲ってくれることが多いので、日本より割り込みはしやすいですよ。
>arcusさん、
ここいら辺りだと今の時期なんだね。スイスだともう1,2ヶ月くらい遅いのかな。1年くらいこっちに居候する?(笑)
住み込み家政婦で雇ってもらおうかな???(爆)
あ〜。有給たまってる時に一ヶ月くらいまとめて休んでおけば良かった・・・。
また遊びに行きたいけれど、今のところまだ予定が立てられない状況なので。
のだめ。ちゃんは後どのくらいそっちにいるのでしょう?
2008年末までで御座いますよ。
予定が立ったら早めにお越し下さいマセ〜。