そして翌日木曜日には嵐。秘書のAさんによると、風速200kmだそうな。
そんな木曜日は、翌日のプロジェクトのミーティングの為、今週来ている出張者のうち5名が、ザールブルッケン手前にあるホンブルグ(カイザースラウテァンより更にフランス側)に終業後移動。うち3人は上司のLさんの車で、後の2人は電車で。私は、朝が早くなるけれど、荷造りするのが面倒なので、金曜日の朝に移動。
で、この日は駐在者の新年会。会社近くのベトナム料理で、ビールではなくて水で、野菜中心で皆さんとお食事中。
そんな夜に、この嵐が私の予定を狂わせたのデス。
20時少し前。
「明日は4時起きだし、そろそろ。。。」と思っていた矢先、珍しく携帯電話が鳴る。電話主はLさんから。
出ると、日本側のマネージャーRさん。
Rさん「実は。。。この嵐で電車が止まってしまいまして。」
の「家、広いから、布団足りないですけど、泊まれますよ。」
Rさん「いやいや、そうではなくて。あなたの上司のLさんの提案で、のだめ。さんの車で行けないかということなんだけど。」
の「あはははは!ご冗談を!」
Rさん「はははは。」
の「・・・・いっ、今からですか??」
Rさん「そう。誰か運転してもいいし。」
の「それだと保険が利かないので。」
Rさん「そうだよね。」
Rさん「荷物とかどれくらい入るかな?」
の「トランク2個ぐらいなら大丈夫だと思いますけど。」
Rさん「こっちに1個特大のがあって。」
の「特大は入らないデスけど、たぶん大丈夫だと。」
Rさん「私達もまだ晩ご飯を食べてないので、これからシュトゥットガルトで食べてからなんですが。」
の「わかりました。で、ホンブルグで私の泊まるところは?」
Rさん「あっ!そうだ!」
の「頼みますよ。。。」
Rさん「こちらで、相談して、また電話します。」
と、こんな事態に。
強風で電車が止まるってことは、ハンドル取られたりで車でも危ないんですけど。はじめは、シュトゥットガルトに宿泊して、翌朝電車でなんて考えていたらしいのですが、電車が止まったので、他の乗客予定の人たちも足止めされて、ホテルも満室。
そんなこんなで、21時過ぎに片道250kmを、強風の中ドライブに出発。いつもより、胸筋も注意力も使って、そんなに速度も出せないので到着したのは日付が変わった頃。
皆さんがお泊りのホテルは満室で、私のホテルは丘の上の数ユーロ高いホテル。WMの時に日本チームや他の国の選手の宿舎になっていたところ。ホテルまでの上り坂には、枝が落ちて、避けながら運転。
登りきったらホテル。駐車場に落下物があったり。
部屋に入っても、丘の上で強風が更に強く、風の音がゴーゴーとうなり声。
最後に大きなトラップがあった1週間。2007年、始業2週目からこんなんで。
Vielen vielen Dank!

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私は、九州・福岡のKBCラジオで番組制作を
しております若松 晃と申します。
突然ですが、現在、KBCラジオのパオーンという
番組で、世界の国々に住んでいる日本人の方に、
その国での生活、その土地の人々の様子、
観光地など、電話で話をお伺いする
コーナーを展開しております。
そのコーナーでシュトゥットガルトでの生活、
シュトゥットガルトでのお仕事、単身赴任のお話、
シュトゥットガルトの人々の様子についてなど、
お電話で話して頂きたいと思っております。
コーナーは日本時間で、
水曜日の15:10ごろです。
突然のお話で、お忙しい中とは思いますが
ご検討よろしくお願いします。
お返事お待ちしています。
KBC九州朝日放送 ラジオ制作部
若松 晃
pao-n@kbc.co.jp
嵐の中の運転お疲れ様でした。尊敬♪
私も大型台風上陸中の沖縄で、しかも海岸線を運転した事があります。死ぬかと思いました。だって停電で真っ暗な上に波がおしよせて道が全然わからない・・・無謀でございました。
で、上の取材はお受けになるんでしょうか?
余計なお世話ですが、興味津々。のだめさん、ドイツでラジオデビューか(!?)すみません。
お仕事ってツライですね。。。(笑)
台風の海岸線とは!危険度倍ですよっ!
沖縄の台風は本州とは比較にならないのですよね!?命があって良かったです。
ラジオでびゅーは受けることにしました。展開が早く、明日です。(笑)