2007年01月15日

Speyer。

日中10℃越えデス。

お天気も良いのでドイツ人の行きたい場所上位(何位か忘れた。。。)シュパイヤーへ。

シュパイヤーはマンハイムより南に位置。シュトゥットガルトからは北西にあり、100kmくらいアウトバーンを走るとそこがシュパイヤー。

昨年末で退職したBさんのご両親はここにお住まい。Bさんと昼食を取っている時に、トトロのような二つ角の小さい白いシルエットが水玉模様のようになっているネクタイをしておられたのに気がついて、それは何かと尋ねたことがある。そのシルエットの正体は、このシュパイヤーにあるドムなのだという。

「素晴しい場所だから是非一度訪れてごらん。」

お薦めにはまず従ってみる。

9世紀から、7世紀間、聖ローマ帝国の中心都市の一つとして、また、18・19世紀にはフランスの領地になり、バイエルン州になった後、第2次世界大戦後に現在のラインラント・プファルツ州に。

駅からだとちょっと距離があるようですが、まずは、1030年から1061年に、3人の王によって建てられたKaiserdom(カイザードム)へ。

入り口には大きなクリスマスツリーがまだまだ健在。一体いつまで飾るものなのだろう。6日までではなく1月中なのか?

しっかし、天気えぇのう。
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正面入り口の上部にはマリアを中心として5体の石像が横一列に並び、そして更にその上部には、4人のエンジェルに囲まれているキリストの顔を中心にバラ状窓があります。

面白い模様の重い青銅製の扉を抜けると、祭壇の前に門松のように2本のクリスマスツリーが両脇に飾ってあるのが目に入る。
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主廊の天窓下には聖書の出来事を記す絵(壁画?)が整然と掲げられている。
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左の側廊には、クリスマスのクリッペ。ずいぶんとリアリティがあって、多くの人が見入り、その上の壁には電光で星が表されていました。
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献灯台はイガイガの柱が立っていて暗いイメージ。その一方で蛙やカラス、イナゴのようなバッタがあったりと面白味も。
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催し盛りだくさんのカイザードムを出て、正面からまっすぐ伸びるMaximilianstrasse(マキシミリアンシュトラッセ)へ。

右手にStadthaus(シュタットハウス)、ピンク色の壁のRathaus(ラートハウス)を左手に、ブレッツェルの屋台を横目に見ながら建物の並びが途切れると小さな広場。その奥に歴史がありそうな建物が。
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Dreifaltigkeitskirche(ドライファルティヒカイツキァヒェ)。三重の教会とでも訳すのかな。1701年から1717年に建設されて現在は世界遺産。常時閉じられているので、内部はガラス越しに。なんとなく三階建てという感じもします。”日曜日の朝10時にはミサがあるので是非どうぞ”とのこと。内部はほとんど木造で、立派なパイプオルガンが正面に見えます。きっとお腹に響くようないい声を聞かせてくれるんでしょう。
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再びマキシミリアンシュトラッセをウィンドウショッピングしていくと、Altpoertel(アルトプァテル;旧入口?)という塔の前には特設アイススケートリンク。小さい子供達で大盛況。
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アルトプァテルの脇を通り過ぎて、Gilgenstrasse(ギルゲンシュトラッセ)を、二つの尖塔の教会が見える左手に進む。

自転車屋さんだけが開店している道をテクテクと行くと、St.Josefskirche(サンクト・ヨーゼフスキァヒェ)。
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ステンドグラスは淡い色合い。夕暮れの太陽の光で厳かな雰囲気に。

クリスマスツリーに囲まれた祭壇の聖人画。
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サンクト・ヨーゼフキァヒェの直ぐ近くにはゴシック建築のGedaechtniskirche(ゲデヒトニスキァヒェ)。
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ポーチの内側にステンドグラスとは珍しい。
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ステンドグラスがはめ込まれた扉を開けて、更にもう一つの扉を通る。内部には、祭壇にも側廊にも配置されているステンドグラスが美しい、五廊式建築。
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教会の人が山吹色の紙を配り始める。
一部もらうと、オルガンコンサートのフライヤー。今日の17時から。
5分後か。。。ちょっと考えてせっかくなので聞いていくことにします。

側廊にある階段に上がれるようだったので上がってみると、パイプオルガンの前には本日の奏者らしき人。
鍵盤の前まで開放されていて、昔のピアノのように黒鍵と白鍵が逆でした。
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高い位置あるステンドグラスもかなり間近で見られました。
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本日の奏者はチェコ出身のMarketa Schley Reindlovaさん。演目は、

Francois Couperin;
Offertoire sur les grands jeux aus der Messe solennelle a l'usage des Paroisses

Johann Sebastian Bach;
aus Leipziger Choraelen: "Allein Gott in der Hoeh sei Ehr" BWV662

Johann Sebastian Bach;
Praeludium und Fuge D dur BWV532

Olivier Messiaen;
aus "La Nativite du Seigneur": Les Bergers, Desseins Eternels, Les enfants de Dieu

Louis Vierne;
aus der 2.Symphonie, op.20: Choral, Allegro

の五曲。(日本名が全然わからないけど。)

日暮れで徐所に暗くなっていくステンドグラスを見ながらのオルガン演奏。冬の日暮れが早いのも悪くない。

まだまだ見ものがあるらしいシュパイヤー。また来てみよう。



去年の今日は何してた? →ついに、ホテルから(前の)アパートへ!

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posted by のだめ。 at 07:31| Comment(0) | TrackBack(0) |  ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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