アリタリアのマイレージは航空券にしか換えられない。Northwestのマイレージクラブに入っていれば、アリタリアのマイレージをNorthwerstで貯めて、JALの航空券として使えるのだけど、それを知ったのは既に利用した後だったので今回で使い切り。
まだ日が出きっていない朝7時20分。
ミラノ行きAZ449便がシュトゥットガルトを通り飛立つ。
30分飛んだところで、雲に覆われたアルプスを越える。
乗継ぎ便も順調に、定刻11時20分にBari Palese空港に到着。
去年の夏に来た時よりは気温は低くなったとはいえ、ドイツでは既に久しい日差しの強さ。
今年の2月から赴任しているNさんとは夕方から合流する予定。
空港でレンタカーを借りてCastel del Moteを目指す。
片側一車線なのに後続車が追抜いて行く。
”バーリに来たわ”
ここでの運転は注意を要するというよりも、車が人間と同じような動きをする。割り込みも車の機動性ってこんなに良かったか?と感心するくらい。片側1車線でもなぜか2車線になっている。左折レーンがあれば、そこから直線に進んでその先で合流。「法律よりも人間が優れている」という理論の元に、赤信号でも発進する。始めはむちゃくちゃだと思うけれど、数字上はドイツよりも事故率が少ない。報告されていないだけかもしれないが。
そして、別の車が変な動きをすれば、怒りを顕わにして大きくジェスチャー。しばらくこれを見ると、自分もするようになるから不思議。
Bitonto(ビトント)を目指して走り始めて直ぐにNさんから電話。
予定変更、お昼から合流になりバーリの市内に。
新市街にあるホテル前に車を路上駐車してNさんと合流。
レストランを目指し旧市街へ。
Antipasti(前菜)は何にするか、Primi(1皿)は?Secondi(2皿)は?と聞かれて。
「そうだ。イタリアンはそんなんでしたねぇ。でも、プリミでスパゲッティー山盛りでお腹いっぱいになりますよ。」
ということでアンティパスティを2種、Prosciutto e mozzarella(プロシュート エ モッツァレラ;ハムとモッツァレラ)とInsalata di mare(インサラタ ディ マーレ;海の?)を取分けで。Tubeltini alle cuzze(貝とパスタ?)をプリミに。
久しぶりの魚介類。イカってこんなにおいしかったっけ?
モッツァレラの味に”やっぱりドイツで買うパックのとは全然違う!”と無心に食べる。
プーリアの軽いテーブル白ワインで喉を潤しながら、イタリアで働くのはどうですか?とか近況を聞きながらボトルが1本空く。
えぇ、ほとんど私が飲みましたよ。
「デザートは?」
そんなしっかりコースにしちゃうなんて、”この人、すっかりイタリア人になっちゃったよ。。。”(笑)
なんだか名前は忘れましたが、結局食べました。
食事はドイツ食より美味しいです。ケーキの大きさも丁度いいし、甘すぎないし。
前回来た時は、会社のイタリア人達が、あそこは危ないと言っていたので避けていた旧市街。「危ないんじゃないんですか?」の問いに、「バリバリ息子と散歩してるよ。」との回答。
では、案内をお願いします。
始めに訪れたのはCathedral。
新市街は碁盤目になっていて、どこを歩いているか迷う。旧市街は入組んだ迷路のようで迷う。すなわちどっちも迷う。
そんな旧市街の通り。
Basilica di San Nicolaでは弦楽団の練習中。
天井には金の装飾にフレスコ画。
城壁の上を海沿いに再び新市街へ。
午前中に開いた店は午後の1時くらいに一度店を閉める。その頃にレストランが開く。この頃、通りに溢れていた人影が忽然と消えて、街が閑散とする。
店が再び開き始める4時に、どこからともなく再び人が通りに溢れる。
新市街を口頭で少し教えてもらい、一人で買い物がてら散歩。
ドイツとは一味も二味も違うディスプレイ。デザインやテイストを私的に比較すると、イタリアの無名都市>ドイツの7番目の都市。
naracamicieという店でシャツを1枚買う。
ブランドに疎いので全然知らなかったけれど、日本では有名なブランドなのだそうな。カタログに掲載されている店舗を見ると、イタリアの次に店舗数の多い国は日本。アメリカには0、イギリスには1店舗しかないのに!ちなみにドイツには1軒のみ。
価格を見ると、超有名ブランドについてはそれなりに高価だけれども、シュトゥットガルトの物価が高いことを再確認。ちなみにシュトゥットガルトはドイツで3本の指に入るくらい物価が高いのだそうだ。
歩行者天国でメインストリートであるVia Sparano da Bari(ヴィア スパラノ ダ バーリ)を突き当たるとバーリの駅。
店が閉まるのは8時位。この頃再びレストランが開き始める。
8時半にNさんと再び晩ご飯で合流。
生地の厚いナポリ風ピザ屋さんでマルガリータを半分も食べれば十分。
ドイツでは”出された食事は全て食べる”という習慣が根強い。残していると、ウェイターに”食べないのか!”と半強制的に聞かれるが、こちらでは残すのは全く問題ない。
ここでも、デザートを薦められる。
「私に任せて!」というウェイトレスさんが運んで来たのは、ナポリ料理(?)の一つで、ヴァニラソースが付いたバッバという少しラム酒に漬かったキノコ状のスポンジ。そしてスポルトなんとかディナポリという貝状のパイ生地の中にクリームが入ったもの。
どちらも美味しかったのだけど、満腹で思ったよりも味わえなかった。。。次は空腹時に食べてやる!
ポチッとな。Grazie mille!

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ご飯がやっぱり美味しそうです。
いいなーーーーーー(涙)
イギリスにいると何処の国のものでも美味しくみえますが(苦笑)
美味しいものと沢山の美しい建物、
旅はほんとうにいいですね。
私の次の旅は日本です!
日本の旅もいいですよね〜。
BGMに「かぽ〜ん」って獅子脅しの音が聞こえてきそうです。