これを記念して9月22日から来年2月4日までアルテスシュロッス(旧宮殿)にて特別展が催されています。
Das Koenigreich Wuerttemberg 1806-1918 Monarchie und Moderne
(ヴュルテムベァグ王国 1806-1918 君主と現在)
入場料は10ユーロ。ガイドツアーはプラス2ユーロ。
入場料は宮殿の外で、ツアー料金は宮殿内で払います。
ガイドツアーの時間は日によって異なっていて、火・木は11時と18時、水・金・土は11時と15時、日曜日は11時、15時と18時。
開館は10時から20時。月曜休館。
クリスマスマーケット期間中(11/30-12/23)は10時から20時半。
12/24、25、30は休館。
会社を少し早く上がって、18時からのガイドツアーを予約。
開始まで1時間あったのでシュロッスプラッツ脇のクリスマスの屋台へ。
ちゃんと名前がありまして、Wintertraum 〜Das Eismaerchen(ヴィンタートラオム;冬の夢 〜氷のおとぎ話)となんとも童話な世界を思い描かせます。
10月27日から1月7日までシュロッスプラッツ脇で開催。
ちなみに、右上に見える王冠は200年記念展示にあわせてアルテスシュロッスにデコレーションされているイルミネーション。
設置型スケートリンクを中心に、ホット赤ワインのグリューヴァインの屋台が2軒、フライドポテトやソーセージの屋台やスイーツの屋台があります。チョコレート屋さんにはチョコレートでくるんだリンゴなどが「買って〜」と言いながら並んでます。
ガイドツアーの開始時刻になったので再びアルテスシュロッスへ。
中庭では、屋内に灯された明かりで宮殿が幻想的に。
クロークにコートを、コインロッカーに荷物を預けて身軽になって、1階のエントランスで、イヤフォンと受信機を受取ってツアー開始。
展示は3階が中心で、ツアーも3階のみ。
緩やかな階段を3階まで上がって出迎えるは、王冠を中心に、ヴュルテムブルグ王国4代の国王肖像画。
初代フリードリッヒは2m以上の長身の上、200kgを越える巨体(以前の記事Ludwigsburg)。それだけでなく、公国から王国にするなど政治的にもパワフルな人だったようです。彼が着用したベストが展示されていて、ものすごく大きな腹部でした。背部にはズボンを吊るす部分があるのだそうです。また2度目の王妃であるイギリスから嫁いできたCharlotte Mathilde(シャルロッテ マチルダ)とは、その大きなお腹のためにキスするのも一苦労だという風刺画も。
昔の新宮殿の絵は、シュロッスプラッツ前に大きな池があったことを教えてくれます。
息子で2代目国王Wilhelm I.(ヴィルヘルムT世)、王妃Katharina(カタリーナ)、3代目国王Karl(カール)の后Olga(オルガ)、4代目でヴュルテムブルグ最後の国王Wilhelm U世の后Charlotte(シャルロッテ)など、シュトゥットガルト市内には王族の名がついた場所や建物があるのだと気づきます。
たとえば動物公園のヴィルヘルマ。たとえばカタリーナホスピタルやシャルロッテンプラッツ、オルガエック。
ドイツ人がアメリカへ入植したときの様子の写真もありました。6回目のカンシュタッターフォルクスフェストが、入植者によってシカゴで行われた時のポスターは英語も少し書かれてありました。
赤ん坊のコブシほどもないパンは、1816/1817の飢餓期に作られてもの。当時は8割もの人々が農業に従事していたそうです。一方で今では2〜3割だとか。
旧市役所にはStuttgardia(シュトゥットガーディア;シュトゥットガルトとガーディアンの造語?)というがあり、今でも新市役所の角に立っていますが、来年の1月末まではこの記念展に展示されています。
ガイドツアーは1時間で、これにて終了。
2階のキリスト像の展示などは個人で見学になります。
ガイドツアーに参加しなくても、3階の展示は見学できます。
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