2006年06月03日

Schweiz

月曜日が祝日なので大きくお出かけしようかなぁと思いつつお昼過ぎまで家にいて、とりあえず1泊分の用意とパスポートを持って家を出た。車に乗って「さて」と地図を広げたものの、フランスへ行こうかスイスに行こうか一向に考えが纏まらない。南下することだけは決めて走り出すことにした。
気がつけば81号を南下中。このまま行けばスイス方面。
と言うことで今回はスイスへ。

スイスとドイツの間に、ボーデンゼー(Bodensee)と呼ばれる湖があります。この南側、ドイツにコンスタンツ(Konstanz)という街があり、スイスとの国境にしています。スイスは英語でSwitzerlandですが、ドイツ語ではSchweitz(シュバイツ)。スイス手前のSAで、スイスの高速道路チケットヴィグネッテ(Vignette)を27ユーロで購入。これを車のフロントガラスの指定されたところ(ルームミラー上か運転席側の上か下の端)に張って準備OK。これは1年間有効。1年間スイス中の高速道路を4000円そこそこで乗り放題だなんて安い!↓ヴィグネッテ。
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シュトゥットガルトからコンスタンツへ車を走らすこと約2時間。到着したのは18時ちょっと前だったので、コンスタンツの中心街をぐるっと回ってから、スイス側のKreuzlingen(クロイツリンゲン)へ入って宿を探すことに。国境検問でパスポートと自動車登録票を提示して通過。関税申告するものは?と聞かれて、一瞬「?」となったけど、国境越えるから当然なんだよね。スイス側に入るとお店は既に閉まっていて、あまりお店もなく、インフォメーションも役に立たず。5分ぐらいそのまままっすぐ走っていくとGasthaus(ガストハウス)がチラホラ見え始める。そういえば、ガストハウスって民宿みたいなもんだよな?と思い出し、飛び入りで今晩の宿Gasthaus Baeren(ベーレン;熊)を調達。熊と言う名前どおり、窓の扉には熊が。部屋は民宿なのでホテルで言うと2つ星位かな。木製の扉には隙間。冬はさぞかし寒かろうと想像します。バスルームは別になっていて、部屋専用。シングルでもダブルベットで十分すぎるほどの広さ。70スイスフラン。シャンプー兼リンス兼ボディソープは一袋備えてあるけど、自分で持っていたほうが無難かな。
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荷物を置いて今一度国境へ。車は手前に駐車して今度は徒歩で。レストランやショッピングはドイツ側でする人が多いようで、かなりの人がこの国境を徒歩や自転車で往来しています。

ショッピングモールを抜けて広場へ。
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コンスタンツは戦争や火災から免れた街だそうで、古くから残っているのであろう建物がたくさん見受けられます。町並みと言う点で言えば、↓のような路地があちこちに。それでもベンツタクシーは通れる幅はある。
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外壁に絵がかかれた5階建てのアパート。下層部はRinegg;リネッグ(場所わからず)出身Domkustos Otto(ドムクストス・オット)さんが1450年に、上部は1580年に建設されたもの。
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他にもこんな壁画も。
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マリア像やキリスト像、天使像などを外壁に飾ってある家も。
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路地で見る扉は木製が多く、彫刻が凝っているものもあります。扉を見て周るのも面白そう。
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コンスタンツのMuenster(ミュンスター)。2002年に外装工事をしたらしく、とても新しくみえます。
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そろそろお腹も空いてきたので、宿を探す途中にスイス側見つけたピアノバー、Blauen Haus(ブラウエンハウス;青い家)へ。
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ピアノはというと、うーんとうなってしまうくらい、ほとんど電子ピアノのバックでオーナーが道楽で勝手に弾いてるって感じ。
料理はグリル専門。ボーデンゼーで採れた海産物にしようかと一瞬思ったけど、アフリカからのダチョウ!?があったのでジャガイモ付きで試してみることに。サラダは?と聞かれてサラダのところに書いてあった”Schnecken(シュネッケン)”というものをオーダー。6個と12個とがあったので小さい方を。デザートにチョコレートムース。

サラダ(!?)がグラタン皿のようなもので来たのでちょっとこれはヘビーだなぁと思いながらフォークとナイフを入れたら、ん???
さぁ、シュネッケン。何だと思います?正解はカタツムリ。人生2度目のエスカルゴ。別においしくないわけではないのです。でもサラダではないと思うんですけどね。ノイッシュバンシュタイン城でみたナメクジ君のように黒かったです。パリで食べたときは白かったんだけど。
今日は珍味ばかりか。。。とガックリしてたところ、ダチョウおいしかった!牛よりもあっさり。レストランが暗くてあまり良く撮れてないけど。
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チョコレートムースもおいしかったです♪

カウンターで食べていたのでお店のお姉さん(↓)がたまに話しかけてくれてました(普段はめがねをかけてるけど、写真用にはずして)。従兄弟が新宿駅の直ぐ近くに住んでいて、○産・ル○ーで働いているとのこと。日本に2週間程旅行をしたことがあるそうです。小笠原諸島の絵葉書を見せてくれました。「ありがとう」と「すいません」もしゃべってました。
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さすがに日本人が来たことはないのだろうと思うけど、隣の席のおじさんも話しかけてくれたり。とても友好的な感じのレストランでした。
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posted by のだめ。 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) |  スイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本で車に乗ったところで外国には行けませんね…うらやましい。
私の友人もコンスタンツからガソリンとタバコを買いにスイスに行っていましたよ。本当に、日本人にとっては不思議な感覚です。
Posted by Saori at 2007年09月27日 11:21
車で国境を越えるのは大陸ならではですよね!ワタシも初めは有頂天でしたよ!(笑)
Posted by のだめ。 at 2007年09月28日 05:37
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