目覚ましが鳴る前に起きる。
6:00数分前。
ワンデイツアー の集合時間は8:15にエジンバラ城門前。
30分で身支度を済ませホステルを出る。
今日の天候は曇り。
まだお店は開いていないが空は明るい。
思ったほど道を歩く人の数は少なくない。
昨日と違って手ぶらなので、のんびり街並みを見ながら城まで散歩。
エジンバラのショッピングエリア、プリンスズ ストリート。
左手にイギリスの有名デパートが軒を連ね、右手にエジンバラ城を見る。
ロイヤル スコティッシュ アカデミーの手前を右に曲がり、マウンド(The Mound)という道に入る。
上り勾配にふぅふぅ言っている脇を、朝のジョギングしている女性が通り過ぎる。
たくましい…。
マウンドがバンク ストリート(Bank St.)に変わるところで正面に小さな上り階段。
プリンスズ ストリートとは対照的に、この辺りは"お土産やさん"といった感じの小さな店が軒を連ねる。
通りも小道といった感じで、アスファルトから石畳にかわる。
バンクストリートに入ってものの数秒も歩かないうちに、エジンバラ城からまっすぐ東にのびているロイヤルマイル(Royal Mile)に交差する。
ロイヤルマイルは,城から,キャッスルヒル(Castlehill)- ロウンマーケット(Lawnmarket)- ハイストリート(High St.)- キャノンゲート(Canongate)と4度名前がかわる。
このうちバンクストリートと交差しているのはロウンマーケット。
ちなみにバンクストリートは、ジョージWブリッジ(George W Br.)となる。
ロウンマーケットを城に向かって歩き、キャッスルヒルと名前がかわるところで道が狭くなる。
観光のメインということで、お土産らしいお土産がお店のショーウィンドウいっぱいに並ぶ。
来たばっかりでもう土産か?とも思ったが、物色がてら一軒ずつ覗く。
ウイスキー、ショートブレッド、セーター・・・
両親にはセーター、彼にはウィスキーがいいかなぁ。
と考えつつ、始まったばかりの旅にと荷物を増やせないことを思いだし、今回はオアズケにしようと決めてしまった。
エジンバラ城城門手前にあるウィスキーの醸造工場が見えた。
時計をみる。
まだ7:30にもならない。
ともかくエジンバラ城に行こうと城門をくぐる。
広い駐車場には数台の車。
エジンバラ城は丘城であるため,ながめはよい.
先ほど歩いたプリンスズ ストリートには人影が増えた。
反対側には家々が広がる。
軍用車が入門。
8:00を過ぎたところで、すこしづつツアーに参加すると思しき人影が増えてきた。
駐車場をぐるっとまわって、集合場所の城門で待つ。
8:15。
バス到着せず。
5分後、1台のマイクロバス到着。
後ろから3番目の窓席を陣取る。
ガイドと運転手は、ともにジョンと言った。
用があるときは、ガイド・ジョンとドライバー・ジョンと呼んでくれ、だって。
車窓からのエジンバラ市街を楽しむ。
Sir.ショーン コネリーが泊まったというホテルの脇を通る。
スコティッシュにとって、ショーン コネリーは自慢の有名人らしく、ガイドがとても元気よく説明していた。
Sir.ショーン コネリー:新聞記事でショーンコネリーがナイトの称号を受けた記憶があるのだが、先生によると、スコットランドは別自治なので受けられないはずだと言っていた。
いつのまにか眠っていたらしく、気がつくとハイランド(Highland)に入っていた。
お昼をかねてお土産やさんで休憩をとる。
スコットランド特有のブラウンブレッドを、ガイド・ジョンが薦めたので、スープをそのパンを昼食とした。
スコティッシュで黒い川と呼ばれる地帯と抜ける。
ここの土の成分が水に溶け込み、川が黒く見えるためにそう呼ばれるらしい。
遠くに丘があり、ただ平地が広がっている。
そういえば、エジンバラでは曇っていたのに、ここでは快晴。
抜けるような青空である。
平地から山岳地帯に入って行く。
イギリスで一番高い山、グレートグレンのふもとで一時停車。
澄んだ空の元へ。
2時過ぎ。ネス湖に到着。
ツアー参加者それぞれがクルーズ ロハ ネス(Locha Ness)の乗船券を購入する
(5GBPだったと思う)。
”ロハ”とはスコッティッシュで湖という意味。
つまり、スコットランドの湖はすべてロハ 〜ということになる。
ところで、海外のツアーでは特に注意書きがない場合、パンフレットに書いてあるところに連れていって、そこでかかる入場料等の費用については参加者が別途負担ということになっている。
参加したくないアトラクション等については、そこでチケットを買わずに、集合時刻と場所で合流すればよい。
こういうところは日本の団体旅行でも取り入れて欲しい。
さて、クルーズは約30分ほど。
静かな湖面をずんずん進む。
船内では湖底探査機の表示を説明していた。
ネッシー登場は残念ながらなかったが(当然?)、何か出てきてもおかしくない風景である。
ネス湖クルーズが終了したら、途中晩御飯のためにパブへより、後はエジンバラに向けてまっしぐら。
バスで寝てしまったので気がついたときにはエジンバラへ戻っていた。
トニー ブレア首相の母校というエジンバラ大学を最後の案内として、ツアーはエジンバラ城で解散した。