2002年05月08日

リース散歩とオールドタウン

目覚ましもなしになぜか6時に起きる。
早起きが習慣となったようだ。

さて今日はどうするか。
朝食をとりながら空港で買ったガイドを読む。

その中から、リース水街道(Water of Leith)という、エジンバラの古い港であるリースへ行く散歩道がホステルの近くから始まっているので、これを選んで歩くことにした。

ホステルの前の道は通勤渋滞となっていた。
それを横目に、スコッティッシュ 近代美術 ギャラリー(Scottish Gallery of Modern Art)の駐車場を通過し、いよいよ遊歩道の入口をくぐる。

と言えば響きはいいが、単なるギャラリーの裏門。
裏山を下るという感じで降りて行く。
人影はあまり見えないが、ちらほらと犬の散歩をしている人や、自転車通勤と思われる人が通る。

昨日に引続き天気はよろしくないが、小川のせせらぎが聞こえ、なんとも落ち着く。
豊かとはまだ言えないが、ちらほらと鮮やかな緑が見える。

彫刻があったり、渡り板があったりの遊歩道。

後方で犬のお散歩をしている人が急に叫ぶ。
一人でびっくりするが、前方からくる犬のお散歩をしてる人が答えていた。

小さな橋を渡ると、角にお住まいになられておられると思われる、明らかに地元のオジサマに「おはよう」と挨拶して頂きた。
きちんと”おはよう返し”をした。
アジア人の株アップに貢献!

途中、一般道に出たりしてはいたものの、土の遊歩道から舗装された道に。

街路樹の剪定をしていた。
切った枝は粉砕機に入れられ、すぐさまその場の地面に振りまかれていた!
振りまくというか、飛び散らすというか。
ともかくやることが大胆だ。

街路樹を抜けると港町。
角のサンドイッチ屋さんでバゲットのビーフサンドとオレンジジュースを買う。
曇天の下、北風の中、ベンチで先ほど買ったバゲットサンドをほおばりながら、ベンチの隣で銅像になっているオジさんと目の前のバーとなっている漁船をながめる。

さむい…。めちゃくちゃさむい。
体を温めるために歩きはじめる。が、かなりさむい。

帰りも同じ道を行くのも、体力に自信がなく、エジンバラ市街行きのバスが通り過ぎたのでバス停を探す。

このあたりはお店がほとんどない。
商業マリーナの看板があった。
趣味のいいカフェと家具屋さん。

もとの道にはアウトドアショップ。
温もりを求め入店。
スイスアーミーナイフをみたり、書籍をみたり。

10分ほど居ただろうか。
そろそろ移動しなければと外に出る。
サムイ・・・

先の信号で、通り過ぎるバスの本数が増える。
この先にバスターミナルがあるのかな、と思い右に曲がる。

バスロータリーとショッピングモールがあった。

バス停は11番。
運転手にプリンスズ ストリートに行くか聞く。

「今日はまたバスに乗るかい?そうすると、乗り放題が安いよ。3.00GBPだよ。」
といわれたが、乗る予定がないので、丁重にお断りして1.50GBPで乗車。

歩き疲れか、うとうとしたが、はじめて乗る路線でもあり、どこまで連れていかれるのかわからなかったので頑張って目を開けていた。
けどやっぱり寝た。

目を覚ますと車窓からは市街地の風景に変わっていた。

プリンスズ ストリートの少し手前、ジョージ ストリート(George St.)で降車。

ホステルに戻ろうかなぁと思うが、時計の針はまだ2時。
ふと目を上げると,プリンスズ ストリートとウェイバーレイ ブレイ(Waverlay Br.)との角で、キルトを着たバスカーがいた!
おー!これぞスコットランド!(?)
観光客を狙ったバスキングであることは明白だけど、バグパイプの音と風景を楽しみ満足!

basking.JPG


そのままプリンスズ ストリート ガーデンに入り、塔があったら登らなあかんということで、スコット モニュメント エジンバラ(THE SCOTT MONUMENT EDINBURGH)へ。

スコットモニュメントは,スコットランドを代表する作家ウォルター=スコット卿(Sir Walter Scott)を讃えて建てられた。
建設直後はわからないが、現在は真っ黒である。
登塔料2.50GBP。狭い階段です。

30代と思われる女性が先に登っていったが、追いついてしまい、「先に行って」とはぁはぁ言いながら休憩していた。
内部には、修復の様子を伝える写真や音声資料がある。

塔は4層。日本風に言えば4重の塔。
階段数は287段。登るにつれて階段の幅が狭くなってゆく。
狭くても手摺りない。
最上層は人が行き違うことは無理なほど。
四方をぐるっとまわることができるが柵が低い。

そんなスコット モニュメントを後にして、プリンスズ ストリート ガーデンで一休み。
まだまだ時間があるなぁ、と時計とにらめっこをする。

せっかくエジンバラということで、エジンバラ城を見に行こう!
疲れた体に鞭打って登城する。

入城料は8.00GBP。入ってすぐにお土産やさん。そしてまたび登り坂。
オーナーズの展示館では、スコットランド王国の戴冠用宝器の歴史についての説明がされている。
城内はさほど大きくなく、さくっと見ることができる。

eginburcastle.JPG

城内のお土産やさんで再び考え込み、やはり何も買わずに城を出る。

キャスルヒルにあるウイスキー醸造実演の博物館をのぞく。
様々な種類のスコッチがいろいろなサイズで売っている。
テイスティングもしていたが、ウイスキーはあまりわからないので眺めるだけにする。
ただ飲めないにしても、あの琥珀色は心に染みる。

登ってきた坂を下って、ロウンマーケットのお土産やさんにまたしても入る。

ハンドメイド風のショートブレットが売っていた。

日本では見かけたことがなかったのが、裏の原材料などは日本語でも書かれていた。
小腹が空いたのでご購入。

ジョージ W ブレイから、ショッピングエリアとして散策するのによいとガイドにあった
ヴィクトリア ストリートに入って行く。

これまでとは違って、石が剥き出しの外壁から白や赤などの塗装をしてある壁が現れる。
気候のせいか、じっとりしていた街の雰囲気がぱっと華やかになる。

victoriast.JPG

昔から商いをしていると思われるソーセージやさんや衣類やさんがみえる。
そのなかにチーズ屋さんがあった(写真白壁あたり)。

今晩はチーズとパンとワインだな。

店に入ったがあまりチーズ臭くない。
目移りしてしまうほどのチーズの種類。
「何にします?」とおねえさんに尋ねられ、「ブリーチーズを。」と咄嗟に答えてしまった。
「どのブリーがいい?」と聞かれ、え?ブリーにも種類があるの?ってな感じで、ショーウィンドウに出ているブリーチーズを指して、「これを100g」。

「あ、ちょっと少なくなっちゃったわ。今日の晩御飯程度?」
「それぐらいでいいです。ちょうどいいです。」
などと会話をし、最後に承諾を得てお店とおねえさんを1枚。

cheese.JPG

「見ます?」ときいたら、「デジタルカメラは見たことあるけど、実際写真を直ぐに見るのは初めてよ。」とやや緊張気味に画面の中の自分を見ていたのがかわいらしく印象的だった。

隣の加工肉屋さんでハムでも買って…、と一瞬考えたが、一人でどれだけ食べんねんと断念。

ヴィクトリア ストリートを下ってグラスマーケット(Grassmarket)を右に入る。
ヴィクトリア ストリートとは違った感じのかわいらしげな店々が並ぶ。
ペイントのされていない,石が剥き出しの壁にこじんまりとした店。
一番古い建物は18世紀から建っているらしい。

いつのまにかオールドタウンを巡る散歩コースに入っていたので、それに従うことにした。

グラスマーケットを左に入り、ヴェネル(Vennel)の幅広いが段差の小さい階段を昇って行く。
まさに裏道といった雰囲気である。

高校生くらいの女の子二人とすれ違う。

この左側の壁は16世紀に拡張された古い街壁であったらしい。

階段を昇りきると今度は道幅が狭くなり、名前もヘリオット プレイス(Heriot Pl.)となる。

壁の向こう側が賑やかである。
この壁に沿って、多くの車が行き交う通りへ曲がる。
壁から柵に替わった。

にぎやかなはずで、学校(ジョージヘリオットスクール;George Heriot’s School)であった.
建物はエジンバラでも古いものの一つで、かつては孤児院であったらしい。
現在はエジンバラ有数の進学校だそうだ。

ちょうど終業時刻であるらしく、制服姿の学生が帰宅の途であった。

しばらく学校の景色を楽しんで歩いて行くと交差点。
それをフォレスト ロード(Forrest Rd.)に進路をとって、5差路にぶつかった。

坂を降りて北西に行くキャンドルメーカー ロウ(Candlemaker Row)と、坂を上って北北西にゆくジョージWブリッジに分かれる。
この交差の手前には、忠犬ハチ公ならぬ忠犬ボビー(Greyfiars Bobby)の像がある。

忠犬というので柴犬等の大型犬かと思っていたら、ボビーはヨークシャーテリアで、かなりカワイイ。

オールドタウンをまわる散歩コースをそれてキャンドルメーカー ロウをに入る。
キャンドルメーカーというので蝋燭屋があるのかと思ったが、代わりにすごく怪しい占い屋が1軒あった。(申し訳ないが、私から見るととっても怪しかった)

そのまま進むと再びグラスマーケットに来たので、坂を上がってボビー像まで戻る。

オールドタウンを周る散歩コースは、本来、ボビー像のところでジョージWブリッジ通りを渡り、東に向かうチャンバーズ ストリート(Chambers St.)に向かっている。
この通りは、500mくらいであまり長い通りではなく人通りも少ないが、エジンバラの主要博物館であるロイヤル ミュージアム(Royall Museum)とスコットランド博物館(Museum of Schotland)、エジンバラ大学の一部であるオールドカレッジ(Old College)、また、サウスブリッジ(South Br.)の手前、曲がりくねったガスリー ストリート(Guthrie St.)には、スコット モニュメントのスコット卿の生家跡がある。

サウスブリッジを渡って、病院通りと言う名のインファーマリー ストリート(Infirmary St.)という小道に入る。

道なりに左へ。

この先に交差するカウゲート通り(Cawgate)は、”かつてエジンバラでもっとも栄えた通りであった”とガイドにあったので、穴場なお店とか今でもあるのかなぁっと思って期待をしつつ、疲労が足に来ていたものの行ってみることにした。

ところが!
通りには何もない…
すばらしいオチだよ。
ただただ車が通るばかり。歩く人影は見られない。

ガイドをもう一度読むと、正確には最後まで読むと、”だが、スランプに陥ってから、19世紀後期まで、劣悪なスラム街であった”
・・・・・・・

頭の中の小さな粋な店が並ぶ映像がフェードアウトしていった。
急に疲れが出て、今日はこれまでとブリーチーズを携え宿に帰る。


注;カウゲート(The Cowgate):現在はスラムという感じではありません。
ただ、人通りはないしお店はありません。特に見所という感じではないです。
カウゲート沿いには、かつて、エジンバラでもっとも優美で最先端のコンサートホールだったという、セント セシリアズ ホール(St Cecilia’s Hall)があったそうです。現在は初期キーボード楽器のラッセルコレクション(Russell Collection)になっているとのこと。
また、ここ数年は、この通りに面白い建築物が増えているそうです。
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2002年05月07日

ネス湖&ハイランドワンデイツアー

scotland.JPG

目覚ましが鳴る前に起きる。
6:00数分前。
ワンデイツアー の集合時間は8:15にエジンバラ城門前。
30分で身支度を済ませホステルを出る。

今日の天候は曇り。
まだお店は開いていないが空は明るい。

思ったほど道を歩く人の数は少なくない。

昨日と違って手ぶらなので、のんびり街並みを見ながら城まで散歩。

エジンバラのショッピングエリア、プリンスズ ストリート。

左手にイギリスの有名デパートが軒を連ね、右手にエジンバラ城を見る。

ロイヤル スコティッシュ アカデミーの手前を右に曲がり、マウンド(The Mound)という道に入る。
上り勾配にふぅふぅ言っている脇を、朝のジョギングしている女性が通り過ぎる。
たくましい…。

マウンドがバンク ストリート(Bank St.)に変わるところで正面に小さな上り階段。
プリンスズ ストリートとは対照的に、この辺りは"お土産やさん"といった感じの小さな店が軒を連ねる。
通りも小道といった感じで、アスファルトから石畳にかわる。
バンクストリートに入ってものの数秒も歩かないうちに、エジンバラ城からまっすぐ東にのびているロイヤルマイル(Royal Mile)に交差する。

ロイヤルマイルは,城から,キャッスルヒル(Castlehill)- ロウンマーケット(Lawnmarket)- ハイストリート(High St.)- キャノンゲート(Canongate)と4度名前がかわる。
このうちバンクストリートと交差しているのはロウンマーケット。

ちなみにバンクストリートは、ジョージWブリッジ(George W Br.)となる。

ロウンマーケットを城に向かって歩き、キャッスルヒルと名前がかわるところで道が狭くなる。
観光のメインということで、お土産らしいお土産がお店のショーウィンドウいっぱいに並ぶ。
来たばっかりでもう土産か?とも思ったが、物色がてら一軒ずつ覗く。

ウイスキー、ショートブレッド、セーター・・・

両親にはセーター、彼にはウィスキーがいいかなぁ。
と考えつつ、始まったばかりの旅にと荷物を増やせないことを思いだし、今回はオアズケにしようと決めてしまった。

エジンバラ城城門手前にあるウィスキーの醸造工場が見えた。
時計をみる。
まだ7:30にもならない。
ともかくエジンバラ城に行こうと城門をくぐる。

広い駐車場には数台の車。

エジンバラ城は丘城であるため,ながめはよい.
先ほど歩いたプリンスズ ストリートには人影が増えた。
反対側には家々が広がる。

軍用車が入門。

8:00を過ぎたところで、すこしづつツアーに参加すると思しき人影が増えてきた。

駐車場をぐるっとまわって、集合場所の城門で待つ。

8:15。
バス到着せず。
5分後、1台のマイクロバス到着。
後ろから3番目の窓席を陣取る。

ガイドと運転手は、ともにジョンと言った。
用があるときは、ガイド・ジョンとドライバー・ジョンと呼んでくれ、だって。

車窓からのエジンバラ市街を楽しむ。
Sir.ショーン コネリーが泊まったというホテルの脇を通る。
スコティッシュにとって、ショーン コネリーは自慢の有名人らしく、ガイドがとても元気よく説明していた。


Sir.ショーン コネリー:新聞記事でショーンコネリーがナイトの称号を受けた記憶があるのだが、先生によると、スコットランドは別自治なので受けられないはずだと言っていた。
いつのまにか眠っていたらしく、気がつくとハイランド(Highland)に入っていた。

お昼をかねてお土産やさんで休憩をとる。
スコットランド特有のブラウンブレッドを、ガイド・ジョンが薦めたので、スープをそのパンを昼食とした。

スコティッシュで黒い川と呼ばれる地帯と抜ける。
ここの土の成分が水に溶け込み、川が黒く見えるためにそう呼ばれるらしい。
遠くに丘があり、ただ平地が広がっている。

そういえば、エジンバラでは曇っていたのに、ここでは快晴。
抜けるような青空である。
平地から山岳地帯に入って行く。
イギリスで一番高い山、グレートグレンのふもとで一時停車。
澄んだ空の元へ。

greatglen.JPG


2時過ぎ。ネス湖に到着。
ツアー参加者それぞれがクルーズ ロハ ネス(Locha Ness)の乗船券を購入する
(5GBPだったと思う)。
”ロハ”とはスコッティッシュで湖という意味。
つまり、スコットランドの湖はすべてロハ 〜ということになる。

lochNess.JPG

ところで、海外のツアーでは特に注意書きがない場合、パンフレットに書いてあるところに連れていって、そこでかかる入場料等の費用については参加者が別途負担ということになっている。
参加したくないアトラクション等については、そこでチケットを買わずに、集合時刻と場所で合流すればよい。
こういうところは日本の団体旅行でも取り入れて欲しい。


さて、クルーズは約30分ほど。
静かな湖面をずんずん進む。

船内では湖底探査機の表示を説明していた。

onboard.JPG

ネッシー登場は残念ながらなかったが(当然?)、何か出てきてもおかしくない風景である。

ネス湖クルーズが終了したら、途中晩御飯のためにパブへより、後はエジンバラに向けてまっしぐら。

バスで寝てしまったので気がついたときにはエジンバラへ戻っていた。

トニー ブレア首相の母校というエジンバラ大学を最後の案内として、ツアーはエジンバラ城で解散した。
posted by のだめ。 at 00:00| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2002年05月06日

ロンドンからエジンバラ

イギリスでもメイデイのため祝日。
ほとんどのお店がお休みです。
6ヶ月住んだロンドンを離れ、スコットランドで二番目に大きい都市、エジンバラへ向かいます。

コーチか鉄道か飛行機かを価格と時間で天秤にかけ、時間をお金で買うということで空路を選択。

12:00。天気は良好。
ホストファミリーのジョンとエミリー。そしてフラットメイトのオルガに一時の別れを告げる。
地下鉄ジュビリーラインのウィルスデングリーンから乗り継いでリバプールストリート駅へ。
ちょうど今日までの定期券。
シミジミ。

搭乗機はロンドンシティ空港から16:00発。
リバプールストリート駅からロンドンシティ空港行きのシャトルバスで約30分。
6.00GBP(+TAX)だったと思う。

ロンドンシティ空港には、免税店2軒とカフェバー、両替商のみでとても小さい空港。
ヒースローのような大空港より落ち着いて良い感じ。

余裕で空港に到着したはずが、いざ搭乗というときになって搭乗口のGate1が見つからず!
とりあえず、Gate2が見える自動扉へ入っていくことにする。
Gate1を探して進んでいけば行くほど搭乗口の番号が大きくなり、明らかにどんどん目的よりも遠くなっているという感じがする。
振り向くと、入ってきた入口の向こう側に”Gate1”の文字。
この時「灯台下暗し」という言葉が映像とともに頭に浮かぶ。

Gate1を発見したことで一瞬安心したものの、この入ってきた入口が曲者。
保安上、入口側からしか開かない自動扉。
万事窮す・・・
幸いこちらに入ってくる人がいたために無事脱出、慌てて搭乗口まで走りなんとか乗客となる。

scotairways.JPG

搭乗ゲートを抜け、飛行機をみてびっくりするやらうれしいやら。
小さくてもB727くらいの機体かと思っていたのに、なんとキャビンは30人乗り!
この小ささは今まで乗った航空機の中で最小!
Scot Airways CB725便は、16:00にロンドンを飛び立つ。

スコットエアウェイズのキャビンアテンダントはスチュワード1名とスチュワーデス1名。
制服はなんとスコットランド名物の赤のタータン。
なんと座席も同じ模様!
思わずカワイイと顔もにんまりしてしまう。

1時間弱のフライトの後、エジンバラ空港に着陸。
降機前に「写真を撮られるなんてこわいわぁ」というスチュワーデスさんにお願いして写真を撮らせてもらいました!

stuwardess.JPG


空港はさすがに国際空港というだけあって、ロンドンシティ空港よりはにぎやか。
それでも流れる時間がゆったりしている感じがした。

さて、中心街へ移動を開始。
の前に移動手段を調べる。
今回の旅では各地に到着するための航空券やレールパスの購入と宿泊所を決めていた以外は
移動手段を調べることすらもしていない無鉄砲な旅。

インフォメーションで,(これがあると思っているから調べてないのだが。)
「中心街に行きたいのだけど・・・」
と尋ねると、中心街行きのバスが出ていて、チケットはインフォメーションでも売っているとのこと。
案内の人々はロンドンとは違い、どことなしか良い意味で田舎風を感じた。
5.00GBPで無期限往復券があるということで購入。

インフォメーションのカウンターに様々なガイドブックが置いてあるのでしばらく物色。
スリム手帳サイズのストリートマップを発見!
1.95GBPとお求め易い価格であったのでご購入。

「スコットランドはイギリスだがお札がイングランドとは違う。」
ということを聞いてはいたが、ここでおつりでもらった5ポンド札をシゲシゲと見る。
紙幣が異なるのは、イングランドとは別に、独自の自治を行っているからであるらしい。
それでも通貨単位は同一で価値も同じ。
違う国に来たと言う感じがする。

空港を出てバス停に向かう。
バス停に到着する寸前でバスが出発。
まぁよい。急ぐ旅でもなし。
シャトルバスは約20分おき。
ちなみにシャトルバスのバス停には、アテンダントのオジさんが。
さすがにオジさんだけあってかなり訛っている。

バスの出発。
まだ緑をみない木々。
見なれない流れてゆく景色。
そして聞きなれないバス停名。

空港から20分、ユースホステルの最寄駅ヘイマーケット(Haymarket)降りる。
シャンドウィック プレイス(Shandwick Pl.)、コーテス クレセント(Coates Cr.)と歩き、ウエスト メイトランド ストリート(West Maitland St.)をパルマーストン プレイス(Palmerston Pl.)へ左へ曲がる。

道がパルマーストン プレイスからダグラス ガーデンズ(Douglas Gdns.)に名前が変わったところから急勾配の下り坂となる。
荷物が大きいだけに「帰りが大変やなぁ。」とポツリ。

15分かけてベルフォード ホステル(Belford Hostel)に到着。
受付けに人がいる時間を過ぎていたので、呼び鈴を鳴らして中に入れてもらう。
旅費節約のためドームの6人部屋。24.00ポンド/1泊。

このホステルは、教会を改築したもので、礼拝所をパテーションで仕切り、2段ベットを3つづつを設置した6人部屋が10数部屋と、地下にダイニングキッチンとバー、さらに下層にランドリールームとシャワー室がある。
他にキッチンのある階に2人部屋が数部屋ある。

さっとシャワーを浴び、明日の行動計画を立てることに。
部屋には読書灯がないため、食堂へ移動。

明日は、ネス湖&ハイランドワンデイツアーに参加。
集合場所がエジンバラ城なので、ホステルからどれくらいかかるか距離から概算。
寝るにはまだ早い20:00なので、エジンバラの歴史を勉強。

活字の力恐るべしっ!直ぐに眠くなった。
部屋に戻ったが、今日のこの部屋の宿泊者は私だけらしく、部屋には誰もいない。

教会なので天井が高いし、床が石なのでヒジョウに寒い。
日本から持ってきたカイロを取出し、お隣のベットから毛布を拝借。
6:00に目覚ましをセットして、最初の夜の眠りにつく。
posted by のだめ。 at 00:00| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする